ZColorAdjust version 1.0

概要: Linux ザウルス用の表示色調整ソフトです.

対応機種: SL-C700,SL-C750,SL-C760,SL-C860,SL-C3000,SL-C1000
(SL-A300,SL-B-500 では残念ながら動作しません.)

ZColorAdjust はザウルスの液晶で見える色とPCのモニタで見える色とを合わせるためのソフトです.

ザウルスの液晶表示には明るい色の階調が飛んでしまう特性があるため,絵を描く人にとって明るい色調の絵を描くのが難しかったという問題にも対処します.

ZColorAdjust は実際の色と表示する色の対応表を作成することによってこの問題を軽減します.ZColorAdjustに対応したソフトでは,対応表に従って色をリアルタイムで変換表示することにより,例えばこれまで薄すぎて見えなかった色を見やすくすることが出来ます.

現在,対応ソフトには以下のものがあります.

(本ソフトはフォトレタッチソフトではありません.対応ソフトでは直接色の見え方が変わります.)

・ダウンロード

zcoloradjust_1.0_arm.ipk

・マニュアル

通常時
画像表示時

トーンカーブは色の対応関係を示しています.標準では実際の色とザウルス上で表示される色は同じです.ZColorAdjustでは,このカーブを変更することによって実際の色と表示される色との対応を変更します.端的に言うと,トーンカーブが右へずれるほど,実際の色よりも暗く表示されます.

実際の色の階調は画面の上下方向で表現され,上のほうが明るい色,下のほうが暗い色です.表示される色の階調は左右方向で表現され,左のほうが明るい色,右のほうが暗い色です.トーンカーブ上のポイントはその対応関係の交点です.

画面上には16個の小さなポイントがあり,このポイントを移動させることによってトーンカーブを変更します.移動方法には,画面のタッチ,ポイント移動ボタン,ザウルスの側面に付いている上下キー,の3つがあります.

・Tips

・補足

・ZColorAdjust.confの仕様

ファイルの先頭からのバイト数が以下の順序でオリジナルのRGBの値を表現しています.

Rの0->255,Gの0->255,Bの0->255

そして,バイトの示す0から255までの数値がザウルスで実際に表示する際の値となっています.つまり「実際の数値→表示する際の数値」への関数です.

ZColorAdjust.confのファイルおよび仕様はどうぞ自由にご利用下さい.

・謝辞

 本ソフトの制作にあたっては,SP48Kさん,西木史郎さんより様々なアドヴァイスを頂きました.特にSP48Kさんからは標準のトーンカーブを拝借いたしました.大変有り難うございました.


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