少女光学 (2)
damsel-optics


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2005/6/12

arano

「薄闇のような記憶の儚いベールに包まれて,あの少女はずっと,いる.」((c)桜庭一樹)

暗闇野ゆき

荒野ゆき

野守は見ずや.


Zaurus SL-C3000 + CloverPaint1.03, QVGA, 3hours)

2日早いけど,9周年どうもです.
今週一杯,北九州へ出張.
荒野は”あらの”と読み下すことにしたい.
少年は荒野をめざす.


2005/6/12

LOVELESS

「言葉によるコミュニケーションを開始します」
「応じます」

草灯の考え方を噛み砕いてみると
言葉の良いところっていうのは論理でも感情でもなく
また,ほかの分け方でもなく,その総合たる美学であると思います.

むつかしいね.

LOVELESS以上に読みやすいゆん漫画はないと思っているのですが
スクエニ漫画に造詣の深い後輩から
「ゼロサムで一番よく判らない漫画です」
と言われたときに,うまく説明することが出来ませんでした.

美は良いものかも知れませんが,あまり到達しません.

LOVELESSでは戦闘の前にシステムを展開すると互いの文脈が整理されて
それぞれの元へ美学が到達可能となるわけですが,
そんなの必ずうまく行くわけなんかなくて
彼ら時々システムを無視してリアルファイトするのは
そりゃあそうだろうと思いました.

それにしても,システムを展開するということの意味合いを
同意するにせよ納得しないにせよ
くどくど説明することなく共有できる人々の話であるというだけでも,
高河ゆんという人は美が到達するということに対して
相当信頼を置いているように思います.

ゆん漫画のそういうところが好きです.


2005/6/17

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(桜庭一樹)

僕はまたぐびぐびぐびぐびと缶コーヒーを飲んだ.朝起きて一本,大学で一本か二本,帰りしにもう一本.ぐびぐびぐびぐびとコーヒーを飲む.怖い計算をする人がいて,百二十円のコーヒーを一日三本飲んだら一ヶ月で,なんて言われたのだけど,僕の身体は計算じゃなくてコーヒーで出来ているのだからこれは仕方ありません.くまのこウーフはおしっこをするのでウーフの身体はおしっこからできているんだって国語の教科書に書いてありました.それと同じ素朴さで言うならば綾瀬夕映の身体は変なジュースで出来ているのだし海野藻屑の身体はミネラルウォーターで出来ていると思われます.

あるいはそれは一つの水系であると思われます.僕がいつも手にしているのはコーヒーなので,ジュースである夕映よりも相当トイレが近いです.トイレに行くだけでなく缶コーヒーを買うためによく自販機やコンビニまで出かけるので頻繁に扉を出入りします.研究室の席替えというと普通,上司の目の届かない奥の机に人気が集まるのですが,僕がいつも入口近くを選ぶのは人通りがないと寂しいというだけじゃなくて,出たり入ったりを繰り返すので扉が近くにないと周りの人にうっとおしい思いをさせるからです.自販機と僕の身体とトイレとは一つの水系を成していて,僕の身体はコーヒーの通り道として存在しているように思われます.

自分の血管に注がれる点滴が大塚製薬製であるのを知ったときの驚きは忘れられません.俺,腕からポカリスエット飲んでる!と思いました.飲めるんだ.僕の循環器系はそれまで神秘に包まれていたのですが,口から入って下から出てくる消化器系の亜種に過ぎないのだと判ってようやく,食べたどろどろが喉を流れるようにそれは泥臭く流れているのだということを知りました.

僕といっしょにやってる学生の人に,僕からはコーヒーの匂いがすると言われました.タバコくさい人はよくいるけど,いつもコーヒーの匂いがする人っていないんだって.鴨川が水の匂いを運ぶように,だからやっぱり僕の身体はコーヒーの通り道なのでしょう.ここで屋内の僕に匂いがあったというのは驚きでした.いつか,僕が徹夜でお風呂に入ってなくてもそうは感じられないと言われました.机にかじりついていたら汗のかきようがありません.匂いと無縁な生活をしていたように思います.たまに外へ出かけると僕は本当は汗っかきだということが判ります.いつもだらだらと汗を流しています.いつもコーヒーを口にしていて,汗を流したりトイレに行ったりしています.そのときは汗くさかったり格好悪かったりで泣きそうになります.だけどそんな風に僕は循環しています.

海野藻屑はご飯を食べません.彼女が昼食を誰と食べるのかは多くの関心を呼びそうなことですが,本編ではとくに描かれません.彼女が食べられない,食べていない,あるいは食べさせてもらえてないことは彼女の身体が細っこいことでしか描かれません.だから彼女が自分の身体にミネラルウォーターばかり流し込んでいることは相当目につきます.ぐびぐびぐびぐびっ.そんな風に通水します.雁の童子は水は夜でも流れるのですかとお尋ねになりました.須利耶さまはこうお答えになられました.「水は夜でも流れるよ.水は夜でも昼でも,平らなところでさえなかったら,いつまでもいつまでも流れるのだ」それは谷間のように,疏水路のように,そして海野藻屑の身体のように.

山田なぎさの兄,友彦は「バランスが崩れて,悪い意味で”本当の自分”」になります.それは自分の人生を生きていなくて,神様のように遠くに立って,きまぐれな様子であると言います.本当の自分,について探してみよう.情報っていうのはどちらかというと自分の中よりは外側にあると考えたほうが妥当なことがあります.例えば僕が目をつむって腕を突き出したときに僕の手がどこかの壁と当たるかどうかっていうことは僕の頭の中じゃなくて僕のまわりの環境の側に書かれてるって考えたほうが合理的であると思われます.単純に容積の問題で,自分とそれをとりまく環境という二つのものがあると考えるときには,より広い環境に関することがより狭い自分の頭の中にあるとは信じがたいです.僕が触れる,僕のなかを通り抜けてくものがなくなったとき,そこに残るのは水道管から外されたホースで,つまり悪い意味で本当の自分とはそういうことです.環境に書かれていることとの繋がりを断たれたとすれば,僕ら,玄関から踏み出すことすらままなりません.このとき自分なんてたいしたもんじゃないです.自分の人生,だなんてもともとないものを口にするのは八百長で,ないものを言葉にして探してる.なぎさはそんな風に思いつつも,その外れたホースこそが本当かもしれなくて,だって,お店で売ってるホースに水は通ってないよ.だけどホースってラベルに書いてある.

友彦はなぎさの作ったご飯を食べて,トイレにもゆきます.ご飯とトイレに必ずしも意味があるわけじゃなくて,僕はぐびぐびぐびぐびと水を通す海野藻屑の導管が過剰だからこそ気になって仕方ないのです.友彦の過剰さはむしろなぎさと接続したり切り離したりする瞬間にこそ描かれています.そして,水を通し続けるホースと水道管から外れてしまったホースの二つがあるとき,それぞれの過剰さの重なるところにホースという存在のことを感じずにはいられません.なぎさの見たものや忘れられないものはそれであってさ.

海野藻屑は海水を飲まない.百歩譲ってもポカリスエットを飲まない.あんた,海に棲む人魚っていうか,入口から出口まで通水する何かになりたかったんだなぁ.だけどばらばらになったらさ,水はもう通らないよ.もちろんこれは水道管ゲームじゃない.だけど僕は願わくば彼女を組み立てて,もういちど口から水を通してやりたい.ぐびぐびぐびってさ,また飲んでみせてくれよ.その喉の動きは美しく,彼女なりのやりかたで彼女の存在を示していたと思うのだ.

実弾じゃない? 撃ちぬけない? あほか.
ペットボトルの弾丸は,山田なぎさを撃ちぬいた.



2005/6/18

musical baton

薫さんとこから回覧板がまわってきた.

▼Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

たいてい5Gbyte前後.

▼Song playing right now (今聞いている曲)

今聞いてる,というかちかごろ思わず口ずさんでしまう曲と言えば「一緒に暮らそう(元田恵美)」.題名だけで胸一杯,サビと合わせてご飯三杯.およそ「いっしょにたべよう(岡崎律子)」と同じ原理です.いっしょ,というのがいい.
こみパソングはどれも可愛くて好きよ.

▼The last CD I bought (最後に買った CD)

最近買ったよ.「ココロ図書館 ORIGINAL SOUNDTRACK」
サントラを聞いてアニメを再体験できるのは久々な感じです.

▼Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)

・Welcoming Morning(pal@pop)
 筆頭はもちろんこちら.
 あたまおかしくてかわいくてつよい.
 僕的にONEのテーマソング.ただしドラマCD長森編.

・風の吹く丘(遊佐未森)
 どこか遠くへ行こうとしてるときに聞く歌.
 遊佐未森を抵抗なく聞くことのできる精神状態のときの僕を,僕は健康と定義しています.

・おかえんなさい(村上ユカ)
 遠くまで行き過ぎちゃったな,と思ったときに道を引き返しながら聞く歌.
 僕はたぶん帰るのが好き.帰るために旅してるひどい子.

・タイムマシン(長田梢)
 「夏祭」のED曲ね.なんでこんなに好きなんでしょ,とは思うけど,
 田んぼに落ちたこととか,花火でやけどしたこととか,お祭りの夜とか思い出すの.

・5曲目はなし.昔好きだったけど今はそれほどでもって曲がほとんどなのさ.

▼Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)

こういうときバトンを渡せる人ってあまりいないなぁ.

たずねてみたいのは一人だけ,ソマミチくん


2005/6/18b

Bookshelf Baton

明日香翔さんのおうちの前に差してあったバトンを勝手にいただきました.

1.部屋にある本棚の数

3つ.どれも小さい.

2.今読んでいる本

阿部俊子全訳注「伊勢物語」.
原文もとても読みやすいです.
当時の人間と文脈を共有しないと判んないような飛躍があまりないの.

3.最後に買った本

桜庭一樹「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」

4.よく読む、また思い入れのある5冊

前回なに書いたかはもう忘れました.

・桜庭一樹「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」
 ペットボトルの弾丸は撃ちぬける.
・ギブソン「生態学的視覚論」
 痛快,めった切り.
・宮沢賢治「雁の童子」
 いつもつい引用してしまいます.
・泉鏡花「薬草取」
 いつか行って帰りたい場所.

5.バトンを渡す5人

僕の家の前にも差しておきますのでご自由に持っていってください.


2005/6/25 

へたへたダンスのスノゥ・ホワイト

たしかNHK連想ゲームではある言葉から特定の畳語を答えるクイズがあって,例えば,雷,コンダラ,お父さん,とくれば「ごろごろ」が答え.

僕あるいは僕らを畳語で表してみるとすれば,メタメタでもベタベタでもなくへたへたかぺたぺたで,下手であることとか厚みのなさであるとか,つまりどうにも足りてない子供のようなものを,愛してきたということは.

へたとかぺたなものをメタ展開したがるのが格好いいか悪いかはよく判りませんが,ともかくへたをへたのままぺたをぺたのままにして留まることができないのは,多分,男の子だから.ただ,ときどき取り残されしまったへたやぺたをそのままに拾ってあげなくちゃいけないような気持ちにもなります.だって,女の子だもん.

荒野をぱたぱたと駆けてく.ぽたぽたと落としてく.わあわあと泣いてる.よしよしと声がする.男の子と女の子,子供と大人も一人二役,独りでも鏡の前,ぷろーみねんす,ドレスアップできる,とかなんとか.あるいはそれこそ,僕の冗語.


メタボールについて調べていてそんな風に思考が脱線したのでした.ほら,メタボールっていかにも門倉千紗都が好きそうな会話ボールみたいじゃないの.


2005/6/26

Gamebaton Saga

ミネルバトンってどんなバトン?

誰も聞いちゃあいないけど,水姫んとこから拾ってきました.

▼Total volume of game files on my computer
(コンピュータに入ってるゲームファイルの容量)

32Gbyte.一番容量食ってたのはToHeart2だわ.

▼Game playing right now
(今進行中のテレビゲーム)

その日の気分で.

・ゆのはな

 嘘つきは妹にしておきたい気分のときに.

 自己申告制の嘘つき妹をどうもてなすかによって男の子の力量が計れるように思います.みどに対するヨシユキ君,ロザミィに対するカミーユ,ゆのはに対する拓也,どの人にも満点をあげたい.拓也は涙もろくて気のいいポエマー.ギター弾きなので時々作詞するみたいに語るのだけど,ここんところは男の子っていうか大人の余裕を感じます.「俺の目から ダイヤモンドをとかしたみたいなしずくが落ちて 半分くらいになったゆのみの甘酒の上におちました.」このひらがなを交ぜるあたりさ.

・ぱすてるチャイム Continue

 経験値を貯めたい気分のときに.

 どの子たちもそれぞれがそれぞれに毎日大変そうです.ヒロインたちの話はどうにも主人公のユウキがいないと進行しない感じがしますが,ヒロインよりも数の多い友達連中の話については,全部はまだ知らないけどたぶんユウキでなくてもあり得たような話で,ユウキが誰と恋愛してようが彼らは彼らでそれぞれに好きなことをしてる様子の想像できるところが好きです.彼らが言うよう,それは確かに卒業したあと同窓会したくなるような日々でさ.

 10月に神原さんといい仲になれないと判ったのはショックで,そこからパートナーをナツミに変えました.この人のことは当初全く気に入ってなかったんだけどスカウトが必要なので誘うことにして,だけどそれから半年一緒にいると好きになってました.あの長ったらしいダンジョンを共にして,声を聞いたり役に立ってもらったりすることは相当,僕の心に働きかけます.なにより,自分が操作したキャラクターには愛着が湧くものです.RPGやSRPGにおける恋愛じみた感情というのは基本的にはそういうものであると思います.

・イリスのアトリエ・エターナルマナ2

 女の子キャラクターを操作したい気分のときに.

 可愛らしい女の子を自分で操作する以上の幸福ってないですよね.無意味にボタンをぽんぽん叩いてジャンプとかさせたくなります.飛んだりはねたり走ったり.あと出来たらいいなと思ってることがあって,CボタンはCry,街の中で突然泣き出すことのできるボタン,AボタンはAngel,いつでもにこにこしていることの出来るボタンで,泣いていると町じゅうのお兄さんが駆けつけて来てくれるし,自分が笑っていると町も次第に明るくなるような,女の子の感情がそういう素朴な,おとぎ話のような反応を生み出すような操作が出来たらいいなと思います.

 お話のほうは,女の子がようやく一人前になって,好きな男の子に渡すためのペアの指輪 を手に入れたその日,世界に危機が訪れて,結果,男の子が遠くへ旅立つことになってしまいます.

 クロイツ枢機院長「ヴィーゼは悲しみますか」
 フェルト「……」「泣かれました」

 ここではフェルトや周りの大人がヴィーゼの気持ちを理解していることが伺えます.女の子の気持ちに対する無視やごまかしのないストレートな受容のされ方が気に入っています.

 あと作中ではシェアドリングと呼ばれますが,ほぼエンゲージリングと同じ意味合いを持つと思われるその指輪を渡す前後で,ヴィーゼのフェルトに対する言葉遣いの変わるところに注意を引かれました.僕はまだ完全には納得してないんですが,例えばあらたまった話をするときに僕の母が僕や父に対して急に丁寧語をつかうこと,あるいは僕の目の前では自分の恋人に対してそのように振る舞う女性がいるということで.

 ヴィーゼ「帰って,来るんだよね」
 フェルト「ああ,もちろん」
 ヴィーゼ「絶対だよね.約束してくれる?」
 フェルト「ああ,もちろん.約束する」
 (音楽は聖歌隊のコーラスのようで.何を約束したのか?
  帰ってくるというよりは,まるで結婚を約束したような.)
 ヴィーゼ「じゃあ,やっぱりあたしは,ここで待ちます」

 「待ってる」じゃなくて「待ちます」と答える.あるいは彼女はもう,「うん」じゃなくて「はい」と答えることがある.それは大人の受け答えなんだろうけど,親しき中にも礼儀ありとは言うのだけど,恋人とか家族っていう親密なイメージの中にそれが交じることに僕はまだ釈然としない思いでいてね.

 シェアドリングは別々の世界に分かたれた二人の通信手段にもなっています.これがまたよりによって音声は駄目で手紙と物しかやりとり出来ません.だから,単身赴任先の若旦那のところに若奥さんから食べ物とか生活用品が届けられて,そこにいつも手紙が添えられているといった風情でさ.この手紙の内容がまたふるっています.本文はかしこまった書き方なんですが,追伸の部分だけくだけてる.そういうとこうちに届く母からの手紙とあまり変わらないので,なんともこう,どうしてこういう書き方になるのかという困惑と,それでもやはり心配してもらっているということを受け止めたい気持ちとがないまぜです.しかし,僕は旦那と奥さんとを交代で操作可能であるため,僕はフェルトであると同時にヴィーゼでもある,一人二役の操演者です.だから僕がヴィーゼを操作するうちになんとなくそれは体験されて,ヴィーゼのフェルトに対する話し方の作法に僕が困惑するのはお門違いで,ただそれはそういう風に振る舞う人がいるのだとようやく納得しつつあるようです.

 素朴な感想としては,遠く離れていても財布は共有とか,相当気恥ずかしいゲームデザインであると思いました.

▼The last video game I bought
(最後に買ったテレビゲーム)

ぱすてるチャイム Continue
後輩が日記に神原さんのことを書いてたので,それで.

▼Five video games I play to a lot, or that mean a lot to me
(よくプレイする、または特別な思い入れのある5つのテレビゲーム)

・「フラワーズ」(アアル)
 恋や愛よりも,仲間に対して世話を焼くとか焼かれるとか仲間をもてなす気持ちが肉体関係も含めいろんなことに先行するような話が好きで,「かえで通り」か「フラワーズ」かどちらかを選ぶとしたらこちら.そういう話とは違うんだけど「僕と,僕らの夏」の名前もここで挙げておきたいです.
 去年の冬に訪れて以来鎌倉が大好きで,このところ意図してなくても手に取ったものが鎌倉の話だったりするほどに縁があってなおさら盛り上がっています.フラワーズもそうだし,荒野の恋ももちろんそう.

・「メールドラマ 北へ。」(ハドソン)
 かれこれ3年ばかり続けてやっているゲームなので圧倒的だと思います.キャラクターとの会話システムを作り上げたという点において僕の中ではNOëLと同じ位置にあって,ここではより長く続けてるこちらを選びました.

・「侍魂」(SNK)

 僕にある「可愛らしい女の子を自分で操作する快楽」っていうのは,ここで発見され,条件付けられたように思います.あと,ナコルルばかり描いてた時期っていうのが僕にもやはりありました.

・「sense off」(otherwise)
・「Prismaticallization」(ARC SYSTEM WORKS )
 このへんはもう説明いらないよね.男の子と女の子とがうっかり空の旅をしてしまい,めまいとともに墜落して大地で優しく生きてゆく,青く切ない詩篇です,とかなんとか無理矢理まとめてしまったけど,ともかく肌理の細かいとこは昔いっぱい書いた文章を見てやってください.

▼Five people to whom I'm passing the baton
(バトンを渡す5名)

例によってご自由に持っていってくださいですが,それにしても最近聞いてないJIMと末永の話はどこかで聞きたいなあ.


2005/6/27

未熟

"僕の青さを見つめていると/僕に帰るところはないような気がする"


2005/6/28

品性とは,お金で買うものである.



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曽我十郎
soga@summer.nifty.jp