最終日記彼女
いつのことだか、思い出してごらん。
「わっふる絵手紙(39)」のメルンをこっそりと仕上げ。次のと連作になりそうです。
くろっくはちさんのたんぽぽひとりごとに更新日時を取得して頂いてるのを確認しました。今後ともどうぞよろしくです(^^)
ちなみに星虫の姉妹篇は「イーシャの舟」といって、前作同様、新潮文庫ファンタジーノベルシリーズから出ていました。まずヒロインが「物の怪」(天邪鬼)なのが、星虫ファンの意表を突きます (^^; 星虫よりもほんの少しだけ「過去」の物語で、登場人物の年齢が星虫より高いこともあってか夢や未来の姿そのものではなく、そこに至るまでの人情に重きを置いたファンタジーでした。
フロレアールは友人に薦められてやり始めて、途中スペイン行ったりで間が空いていたところをようやく終わらせました。スペイン旅行の目的の一つはメルンを探すことでしたが、出会えずじまい。やっぱ、共通点が地中海ってだけじゃ駄目ですか・・・?
先週末からのキャンペーン終了。月曜は JIM、火、水は水姫が泊まってゆきました。水姫とはギャルゲの未来を語ったり、ジョナサンで乃絵美の未来を騙ったり、ザウルスを自慢したり、Palmを自慢されたり。PalmVのデザインそれ自体はあまり趣味ではないんですが、PalmV + Blue HandGear HardCase (水姫のとこからこちらへ)は、無茶苦茶格好良いです。こんなザウルス欲しい。
里海さんの美汐&真琴でお風呂でガァなシチュエーションに、萌えて灰となった私。ぐはっ、最高ですぅ。
"フロレアール"(13cm)をコンプリートしました。感想などはとり急ぎ「わっふる絵手紙」のほうへ。名作だと思うけど、やはり趣味的には私とすれ違うみたいです。これこそ末永仕様なのかな。あと確かに文芸大賞には推薦したくなりますね。
再来週くらいまで忙しさ満載なので、絵とかもヘタレになってしまって悲しい。久し振りの絵手紙更新なのにねぇ・・・。
はじめて「お兄ちゃん」と呼ばれた瞬間、アイスワインを吹き出してしまったのは、ここだけの秘密。ナイスだ。
昨日の話の顛末。夕方から秋葉原へH"その他もろもろを買いに行きました。携帯は秋葉より新宿の方が安かろうという話でしたが、ザウルスと接続するためのデータ通信カードも欲しかったので、それも探すなら秋葉でまとめて探すのがいいかと思ったのでした。
とりあえず軍資金を得るためソフマップでSIMMを売り飛ばすと、32MB(EDO)一枚につき3000円といったところ。二枚ほど売却して今日の買い物には足りないなぁ、と思いつつ、安いわけではないが最近気に入りつつあった石丸電気本店へ。
H"は普通濁点の付かないものに付けているその名前がふざけていてお気に入りなのです。ロゴのヂザインもね。どの機種はもう決めていて、闇夜に光るブルーが美しい京セラのPS-T25 BLUE LIGHT。これまで趣味に合う携帯のデザインはなかったんですが、これはWebで見て一目ボレ。久々に満足度120%のお買いものでした。
密かにイラスト作成機能があるのも私的高得点の一つであったり(笑)絵の描けるデバイスを手にしたらまずはじめに絵を描かねばならないというPDA絵描きの義務として、とりあえずH"絵を描きました。もちろん天野。操作方法はテンキーでカーソル移動、5でピクセル反転とゆー超原始的なもの。画面小さいのでルーペが欲しいです。
液晶のピクセルが縦長なので、H"の画面ではこれより4割ほど縦長に見えてました。コミパルと同じ症状ですね。PCへの転送は、PメールDXというインターネットメールへのイラスト添付を利用。なんとBMPで転送されます・・・。まぁ容量小さいからいいけど (^^;
お次は、これまた購入決定していたPCカードタイプのH"用データ通信カードSIIのPHS DATA 64(MC-6550)。ノートPCだけじゃなく、PCカードの差さるザウルスでも使えます。ソフマップの中古モバイルショップで10000円なり。yahooオークションでだいたい6000円から始まってるんで、こんなもんでしょうか。とりあえず我がH"と一緒にザウルスで写真撮影。
ザウルスとの接続は、
H"+MC-6550+ザウルスMI-506DCでWebサーフィン。気に入ったページは下の写真のようにそのまま保存しておけます。
岡野由香も納得のWebブラウジング機能。
テーブルタグもうまく表示されてますね。
全範囲の見える縮小表示では画像も縮小されて見えます。
通常表示や全画面表示では等倍で画像が見えます。全画面表示はこんなかんじ。
今からちょうど三年前に発売された機種でこれだけできるですかー。いわんや最新のMI-C1などはもっと出来が良いです(反射型液晶というものが嫌いなので私は買わなかったけど。)それが今、MI-C1のほうがカラーPalmより安いとはどういうこっちゃ? 各種Web通販で4万円を切っているようです。65000色表示液晶と通信機能がついてその値段はナシでしょう。みんなでザウルスを買って幸せになりましょう(笑) あと、実は音楽も聞けたりします。現在Water Clockのwith youを聞けるようにしていますが、その方法はまた後日。MI-506の情報ソースは少ないので、私なりにまとめておくつもり。今一番充実しているのは、やっぱりまるとさんのページです。
もののついでに石丸本店のザウルスコーナーを見に行く。と、オプションの揃いが良いです。やっぱメーカーは大手に力を入れてるのね (^^;
実はもはや在庫切れとなったMI-506用のイヤホンマイクを探していたんですが、ザウルスオプション品のショーケースの中に、それとは違うシャープ製イヤホンマイクが置いてありました。見ると携帯/PHS用と書いてあるので、訝しんで店員のにーちゃんに聞いてみると、カウンタの奥にさがってザウルスのプロを連れてくる模様。そして、やってきたのはザウルスな姉さん。MI-506で使えるかどうか尋ねたところ、10秒ほど調べてから、使えますよと断言してくれました。その他いろいろシャープその他Webの情報では分からなかったことを聞いてみても、歯切れよく答えてくれるのがとても安心できて嬉しい。このあたりは、シャープの営業努力のたまものでもあるのでしょう。他の携帯用イヤホンマイクでもオッケーでしたが、気分が良いのでそこで即刻買って帰りました。ザウルスに精通した店というとソフマップの中古モバイル専門店もそうですが、やたらお店の人には愛されているような気がするザウルスです。
で、昨日は夜八時頃から里海さんに車で馬車道埼玉店へ連れていってもらいました。西日暮里からちょうど一時間かかります。とりあえず席につくと、ザウルスとコミパルを広げる怪しげな男が二人 (^^;
里海さんのコミパルの勇姿をザウルスで撮影。ここから日々、あの多彩な日記絵と四コマ漫画が生み出されている。
仕様を聞きながらあかりを初描きしてみる。
おさげだけは譲れない。これで紺のセーラーだったりしたら最高ですな。
その他、あかりのおさげの生え際がどうなってるのか、という議論のなかで描いた絵とか。
里海さんのおっしゃるように、お店の雰囲気が良いですね。特にテーブル毎のロウソクランプがお気に入りです。
午前二時に帰宅。そして午後七時まで眠る・・・。
私の携帯は現在コワれちゃっています。何をやってもアンテナが立たない・・・。
というわけで、関係者の皆様は私の携帯には電話しないでください m(__)m 今日明日中にエッヂを買うので、また新しい番号をお知らせしますね。
昨晩から泊まりにきていた奈良県人Yを早朝新潟へ見送る。最近順調にダメ道に入りつつある模様。しかしカーテン越しの二人部屋は大変そうだにょ。
「なんか女の子の声が聞こえてくるんだけど・・・?」
「気のせい、気のせい」
ちなみに「慟哭」をやっていた模様。その他、G'sマガジンやあの巨大なkanonヴィジュアルファンブックをどうやって隠しているのかは謎である。見送り後、三時間ほど寝て、ゼミに出席。その他、雑用を済ませてからH"を買いに秋葉へ。ついでにヤマギワでAirを予約。夜からは里海さんと馬車道へ。風邪をひいてようが、遊ぶのは別腹(?)である。来週もたくさん人が来ます。
たてのさんのところ、くろっくはちさんのところから、Planet-Fへ。ほんと、星に関する素敵な出来事が続きます。岡野史佳さんのオフィシャルページが開設されました。しかも、まだ星のこと全然忘れてないみたいだったから(嬉涙) いろいろやる気が湧いてきました。
とか姉の出てくる話を書いてたら、突然姉から電話(奈良→東京)がかかってきたのでびっくり。
「ねぇ、知ってた? 23日に『星虫』出るんよー」
しかも、本屋で新刊情報を見た直後らしく、駅から携帯電話である。シンクロニシティ?(笑)
「ああ諸君はいま
この颯爽たる諸君の未來圈から吹いてくる
透明な風を感じないのか」 <「生徒諸君に寄せる」 宮沢賢治>
スペイン風邪(<ボス命名)でしばらく寝込んでいましたが、それなりに復活しました。そうしている間にも世の中の動きは速くて、悪いニュースもあれば良いニュースもあり。というわけで、ここでは良いニュースについてその興奮を忘れない内に。そう、あの物語が帰ってきました。
『星虫』(岩本隆雄, 1990 新潮文庫, 2000ソノラマ文庫にて復刊)
雪駄さんの推薦図書から、ソノラマの新刊ページへ。
新装表紙は鈴木雅久版の友美ですが、これが狙ったかのようにロングヘアになってるのがミソ。道原かつみ版表紙のショートヘアと見比べてニヤリとするべし。あと星虫復刊となると当然気になってくるのが姉妹篇の「イーシャの舟」。星虫が好評ならば、こちらも復刊が有り得るでしょうか?
さて、このような良き日の宝物が復刊されると耳にしたらば、私の幼くも恥ずかしい過去を語らずにはおられないじゃないですかっ。というわけで、私が今のような「星」妄想家になったのは、この本がきっかけなのです。宇宙への夢を追いかけて、高2の時の進路希望には素直にも「宇宙物理学科」なんて書いてたもんでしたが、数学が致命的にダメだったため、第二志望の情報工学に転進(転身ではない。)したという過去アリ自分は体が弱いから宇宙飛行士にはなれないけれど、それを助ける研究ができれば良いのだと、姉に語ったこともありました。紆余曲折あって、今はずいぶん違うことを生きる目標として、星のことはただ創作の中にのみ生きつづけていますが、今年になって配属的には宇宙研の近くに来てしまったというのを、なんとも不思議な巡り合わせだと思っています。
星虫は、当時にしてちょっぴり未来の物語、20世紀の最後と21世紀の幕開けを描くファンタジーでもあったわけですが、この本と共に20世紀最後の10年を生き、そして終えようとしている私としては、星虫がくれた勇気と釣り合うだけの結果を自分が残せたのかどうかという問いを、読み直す度に突きつけられる思いがします。今年の終わりまでには、三万人のうちの一人としての自信を持てるようになりたい。と自分の背中を追いたてるために、冒頭には好きな詩からの抜粋などしてみたり。星虫を読むときの感覚が、あの短い詩の中には圧縮されていると思うのです。
復刊に際して大幅加筆というのがちょっと気になるところです。思えば10年前の作品、世界情勢と科学技術の背景にはズレがあるわけですが、もし今風に変えるにしても、1990年代の話だからこそ語れた部分もあったわけで、そのまま現代に舞台を移すわけにはいかないはず。そこのところ全部ひっくるめて、2000年代のジュブナイルとして一から書き直すのならば、そのチャレンジに大いに期待したいところですが、まだ何といっても全く勝手な憶測でしか語れない (^^; ともかく、23日を刮目して待つべし!
土曜日に購入して、ぼちぼちと読み進めているところです。真琴へのインタビューがやたら何かを言いたげな感じなのは、麻枝さんの漏らしたらしい真相の影響でしょうか (^^; 全体的に愛があって良いです。6冊目が天野本でなかったことだけが残念。
というか、このハードケースってどうみても7冊分の厚さがあるんですが、これは「あと一冊は君たちの手で作ってここに収めるのだ!」という編集者からの熱きメッセージなんでしょうか? 頑張らねば。
そろそろ四回生の卒論テーマを方向性だけでも決めねばならない。とゆーわけで、研究室内輪講のあと、いろいろ個人的に話してみる。
物語に興味がある人がいたので、一口に物語といってもいろいろだよね、という話から、TRPGの話をふってみる。アタリ(笑)いきなり最初に出てくるのがT&Tなあたりが、TRPG的な世代の一致を感じさせます。ゲームブック世代ですね。
久々に、研究上の試作システムと格闘す。半年ぶりでしょうか。ということは、半年の間、ぜんぜん研究が進んでなかったのか、私はー。
論文ばっか書いてたような気がします。その間にPCのパフォーマンスが上がって、ようやくJava3Dの要求するものに追いついてきたようです。
DCといってもドリキャスの略ではなくて、デジカメ。(ダイレクトコントロール、というのもあったなぁ。) てなわけで、初代パワーザウルスですが、
とか名雪が言うので買ってしまいました・・・。
いままで使っていたMI-110には欠点があって、グラフィックまわりがとても遅いんですが、これが文章入力速度にもかなり影響を及ぼしてまして、入力してから画面に表示されるまでがやたら遅いんですよ。これさえなければユーザ用に7MBもメモリがあってモデムもついていて出来ぬことは何一つない無敵のMI-110なんですけれど、一番使う用事の文字入力が遅いんではやっぱダメだよなぁ、といつか買い換えることを考えてました。
スペインから戻ってきて、日本のオタク文化をやたら懐しく思いながら秋葉原へ向かった月曜日の夕暮れ。美紗さん&コタロー君のポストカードやAirクリアポスターなどの誘惑をなんとかガードするも、名雪マウスパッドでついにガードブレイクして敗北。うう、そんなに見つめないでくれぇ、名雪。と一度こうなったならば、人はそのまま敗北の道を突っ走るしかないのです。
折りしも雨、ソフマップの中古PDA館は雨につき5%割引なのである。そして、506はどれを取っても5000円引きという赤札。あと実は帰りの飛行機でMI-110の蓋を壊してたんですよねぇ。とまさに「偶然がいくつも重なりあって」しまったため、ルピーもみんなつかって豪快に購入。23000円でした。というわけで、上の名雪は初描き。
いやもうこのお値段で、バックライトカラー液晶1/4VGAでデジカメ付きで速くて33.6kモデムがついて(うちのPCのモデムより速いぞ!)日本語の達者なPDAなんて他にないでしょうよ! テキスト入力も速い。で、早速、これまでのMI-110君の貢献を讃えるべく、撮影。
一年半の間おつかれさまでした〜。
デジカメは値段以上に綺麗に撮れてると思います。MI-506自体は、MI-110と比べて大きいとかメモリが少ないとか電池がもたないとかささいな欠点はありますが、パワザウの入らないポケットなんてポケットじゃないのだ、とか充電池なんて二個使えば16時間保つぜ、とかPCカードが差さるから内蔵メモリなんていらないやい、とかザウラーの叡知?を結集して、そこは補うつもりなのです。あと全データの移行もCF経由でごく簡単に終了。うわっ、ユーザ設定までもコピーされるのか! このへんはきっとザウルスならでは。
ついでにスペインみやげを二品です。
スペインもやっぱりこれですかー。雑誌はドリキャス専門誌。もちろんDC版のDOAな表紙です。でも内容はスペイン語だから読めません (^^; 右のはEU圈のサードパーティー製コントローラー。
DC専門誌の中で紹介されていたエコー・ザ・ドルフィンの歴史。きっとスペインにメガドラはなかっただろうに、なかなか気合いの入った特集です。一番下のが最新作のポリゴン版。
無邪気なペット行動、というと、いつも酒の席で思いつくような裏ウィッチクエストみたいな感じでどうでしょうか(魂のウィッチクエストともいふ。) とりあえず魔女には川か田んぼには落ちてもらわねばなぁ。
T君の迎撃を兼ねてNAISTの逸般人+先生と飲み会。上の雑誌はそのためのお土産だったり。で、さっそくデジカメで皆を撮る。C師匠のいなかったのが残念ですよー。んでは、また今週末に、赤いダメなお店でお会い致しましょう。
とても素敵なザウルス紹介ページ。 16bitカラーと1/4VGAのパワーがみなぎっていて、なんかザウルスって楽しいよなぁ、と改めて思わせられます (^^) (ざうすけも紹介して頂いてるんで、若干手前みそですが)
だと思ってた私はもしかしてハズカシイ人でしょうか? ひょっとしてほんとうは『革新』なんですか? とか久々の銭湯に入って神経ゆるめてたら気づいてしまった。
だって、「そこっ、」(ドギューン)とか、見えてないのにやたら確信度が高いし、どのセリフも確信めいてるし。意味は通るじゃないですかー(でも日本語が通らない。)
ゆるみっぱなしの本日は、こんなこともあろうかと密かに買っておいたウェディングピーチをいきなり途中から見る。「戦場に咲いた恋」から「一人ぼっちの愛天使」まで(温泉編があったから選んだというのは秘密。)ももぴーもポタモスも嫉妬だけで闘ってるのが可愛いすぎますね。あんたら目的はどうしたー(笑)柳葉様asリモーネは、やたらエスカのアレンと被るので(いやアレン以上に面白いけど)オッケー、且つ、ようすけもシャイで可愛いので、三人組がラブラブなのも気持ちとして受け入れやすい。というか、よほど私は地場衛が嫌いなようだ。
なんの脈絡もなく唐突に登場するサルビアもかなり変で良い。これがウェピー的ノリなんでしょうか? みちるの大人げないところと、はるかの子供っぽいところを足して二で割って赤くしたようなキャラでした。
15:00に成田着、そして17:00頃ようやく家に帰ってきました。一息つく間もなく、旧友Iから電話があって、同じく旧友B(本名I)が東京に来ているから迎撃中とのことなので、私も出撃する。
携帯電話でナビされながら八重州口からちょっと歩いた扇寿しという店に入って、もう一人のケガ人Iを交じえた三人を発見。私的に打ち上げ気分だったので、機内食しか食べてないというに、飯も食べずにガツンガツン飲みまくりしゃべりまくり状態〜。安くておいしいお店でした。
Bはフィルムセンターというところに映画資料を見にきたらしい。彼の専攻は映画だ。平成ガメラは金子vs樋口であるとか、色々おもしろい話を聞けた。「1999年の夏休み」はなんといっても深津絵里の可愛さにつきるね!とか妙なところで意見の一致をみたり。あとガメラ3の前田愛の演技は最高でせう、とか。話せるねぇ。グラディエーターはぜひ見に行きたい。
途中で会社員Kも合流。ていうか、なんでこの歳の人間が集まって会社員一人やねん、というのはR星36期メンバーが集まると必ず自虐的に口にされることだけれど、就職した奴もしてない奴も色々なことをやろうとしていてまったく面白いです。ゴールデンウィークには私は集まれなかったんで、皆様、お久しぶり。そして、ふらふらになりながらカラオケへ。京都行きの新幹線はもうなくなったので、当然のように徹カラ。私を電話で読んだIはラリーを趣味としながら、やたら新しいアニソンに詳しいナイスガイだ。というわけで新旧アニソンをメインに私らの世代の歌謡曲も交じえつつ歌いまくる。最後は絶叫モードになるまで歌い続けたのは何年ぶりだろうか。その後、帰って何十時間ぶりにベッドで寝ました。スペインで溜めたストレスはぜんぶ吹き飛んだ。
この日の朝は、ホテル最後の朝ごはんをよくかみしめて食べました。こんなぜいたくな朝ごはんは当分食べれないだろうから。
午前11:15分頃、ホテルの真下にあるターミナル駅、サンツから空港行きの列車に乗り込みました。行きは空港からタクシーだったので、この地下鉄でない列車に乗るのは初めて。市内の街並みにはあまり心打たれなかった私でしたが、元々車窓風景というものが好きだからか、この列車からの眺めはかなり楽しめました。羊とか馬とかが野に囲われています。でもあとは近鉄京都線の高の原〜新田辺間という感じのどこにでもある田舎の風景に見える・・・
ここでようやく公団住宅のような背の高いマンションを見つけました。バルセロナの街中は交通網がとてもよく整備されていて物も多い反面、住宅はみんな4〜5階建てで背が低いもんで(きっと景観を守るため法律で高さを規制されてるのでしょう。)きっとここに住むのは高くつくだろう、とYさんと話していたことが思い出されます。
帰りはちょうどYさんと同じ便だったので、ご一緒してました。ばりばりに第一線で活躍してる人なんで、どうしてもこちらから質問してばかりになる(苦笑)感嘆符と疑問符ばがりの私は、下手な小説に出てくるキャラクターのようです。情けない。
フランクフルトで、Yさんに薦められてドイツのアイスワインを買う。安いらしいし、飲んだことなかったしね。溜まったゲームの続きでもやりながら、ぜいたくに飲むことにする。フロレアールとかプリズマとか、まだ買ってないけどMOONとか。
帰りもやはりこの高さを飛ぶのが楽しみだったんですが、今度はあまり興が乗らずにSS書きも進みませんでした。「流星を喚ばう人」の続きは当分かかりそうです。じつは「屋上に棲まう星」の方が流星〜よりも先に書きはじめたもので、こちらはもう仕上げてしまっています。
だけどやっぱり、フィンランド上空で見るあの一面に湖沼が群れる景色は素晴しいと思いました。あれだけのためにヨーロッパへ行ってもいい。
朝から昼までは最後のセッションがあって、自分の発表も終わったことだし、落ち着いて聞くことができました。
閉会後、韓国の一団とまた連絡を取る約束をして別れました。一人、今度東京へ来るみたいなので、そのときは今回の恩返しをしたいところです。パワフルにいろんなところへ行っていたKさんとは、結局あまりご一緒しないままにやっぱりここでお別れ。
午後二時ごろから、旧市街のカテドラルへ行きました。でも聖堂も二時から四時までシェスタでお休みと知ってショック。神は七日に一度休むどころか一日に二時間昼寝もするようです。その間にあたりでいろいろおみやげを買っていました。
聖堂の壁に沿って聖人やキリストの像や絵画が祭られているのが、お寺の仏像みたい。ろうそくを供えていたので、私も一本献灯してきました。ここにはレパントの海戦でスペイン艦隊の艦首を飾ったキリスト像が置いてあったりします。
結局、ビーチは遠かったので行ってません。
スペインの現代的文化も見ておこう、ということで、デパートへ入りました。
コンピュータフロアでは、私がPCを見ても仕方ないのでPDAのコーナーへ行くと、さすがヨーロッパ、PSIONが大きな顔をしています。640x480液晶をもつseries7が格好いいですねぇ。こちらはちゃんとSketchもついてますし(^^; あとはCASIOのCASSIOPEIAシリーズやPalmは一通り置いてあります。そして我らがザウルスは、無論ナシ。自分で書いてて悲しいアルヨ。電子手帳や電卓はほとんどシャープかカシオでしたが。
コンシューマーゲーム機はプレステがメイン。雑誌も6〜7誌はあるみたい。ですがポケモン人気でニンテンドー64もかなり頑張ってるようです。こちらは2誌くらい。ちょうどポケモンスタジアムが大々的にデモされてました。我らがドリームキャストはかなりダメっぽい・・・。EU版ドリキャスの青い箱はカッコイイと思うですよ。これは写真に撮ってあるんでいずれここに載せます。いや、エコー・ザ・ドルフィンも雑誌に写真が出てるし、デッドオアアライブ2(もちろんドリキャス版)ももうじき発売のようですし、これから爆発的に売れるのだ! 雑誌は2誌確認。片方にはエコー・ザ・ドルフィンのムービー収録GD-ROMがついてかなり欲しかったですが、日本版DCでは動作しないはずなのであえて買わず。代わりにコントローラーを買って帰りました(これが動かなかったら泣くけど・・・)。あとゲームボーイはもちろん、ネオジオポケットまであります。
ビデオコーナーには、スペインは映画の国なので国産の映画がたくさんあります。(「ミツバチのささやき」くらい見てから来るべきだった・・・)で、しっかり日本のアニメも隅のほうにありました。ハリウッドSFとアダルトビデオに囲まれた、やたらオタクっぽい場所なんだけど (^^; カウボーイビバップ、エヴァ、エスカフローネ、ガウル、うる星、めぞん一刻、シティーハンター、バブルガムクライシス、などなど。だいたい一本1200円くらいなんで安いんですが、NTSCじゃなくてPALのような気がしたので買うのはやめました。結局どっちなのかは確かめてないけど。私が棚を見てたらやってきた中学生くらいの男の子二人が、「エヴァンゲリオン、エヴァンゲリオン、」「エスカフローネ、エスカフローネ、」とやたら興奮していたのが印象的でした。おたくはどこの国へ行っても変わらんなぁ(^^;
漫画コーナー。マーブルとかと並んで、日本の漫画もかなり置いてます。セラムン、るろ剣、ドラゴンボール、エヴァ、はまぁともかく、雷火とかトライガンとか無限の住人にはなかなか意表を突かれました。貞本さんのDER MONDもあった(^^; もちろん全部スペイン語。あとマクロス7TRASH、神風、北斗の拳、B'T-X、電脳少女、BLACKJACKなどなど。同じコーナーにTRPGも置いてて、AD&D、VAMPIRE、シャドウランなどが雑然と、あとこれは他のおもちゃ屋で見たんですが、007とRQ 3rdもありました。
19:30からY社のWさんとI社のYさんと合流して、夕食を食べに行きました。海岸沿いのカサ・コスタというお店で、ワインとパエリアを注文。おいしかったけど、オリーブオイルはあわないっぽいので、毎日食べるのはきつそうです。
ずっとテラスで食べていたので、日が落ちる様子が分かりました。22:00にはようやく日が落ちて、22:30には真っ暗になる感じです。(でも今はサマータイムなので、ここから一時間引いてください)日が落ちるのは遅いですが、メトロの終電は23:00なので、ほとんどそれに近い列車でホテルへ帰りました。
スペインへ来てから一度も星が見えなかったのが残念でした。暗くなるのが遅いのと、空が曇っているのとで。まぁ、そんな感じでバルセロナからの日記も終わりです。6日間、緊張も多かったですが全体としてはいい休暇になりました。明日の朝にホテルを出発、昼の飛行機でフランクフルトへ発ちます。そこで成田行きに乗り換えて、到着するのは9日の14:40分です。明日はいつもより7時間短い一日を過ごすことになります。それでは、皆様おやすみなさい・・・。
というわけで、発表までは他に何も手につかず(^^;
まぁ、なんとか終えました。母国語でないからと言ってアンチョコを読んだり、発表内容を丸暗記しては、相手に気持ちが伝わらないと思うので、そういうのはナシでいつも通りに発表。大学のサークルでTRPGをやってたので特にそれを思うわけでして、プレイヤーの顔も見ずにシナリオを読み上げているゲームマスターを見ると、席を立って帰りたくなります。
というわけで、拙い英語でしたが熱意はちゃんと伝わったと思います。質問は三件あって、これも後で確認したところ的外れな答えはしなかったみたい。
アムステルダムの博士課程の学生が後でいろいろ聞きに来てくれました。そこで、デモムービーや詳しい技術的資料の置いてあるURLを後で教えると約束。出発前にボスに言われたことですが、外国の研究者は口で約束したことは誠実に守るところが格好良いらしいので、私も帰国したらいろいろ準備して誠実に応じたいと思います。
その後は、あまり観光地ではない繁華街のほうをぶらぶらとしていました。ポケモンとハリーポッターはスペインでも人気のようです。
なんだか街中を歩いていると、スペインに居るという気が全然しません。観光都市、ということで京都と似ているからかなぁ。周りが全員外国人だということが全く気にならないのはなんででしょうか?
なんとなく、この前、原宿を歩いてみたときと似ています(笑)
おたくな日記は続きます。里海さんにも応援してもらったし(^^)
といえば、ティファニーで朝食を (^^; ってエンディングしか見てないけど、なぜか印象に残るシーンでした。名雪が言うと、ほにゃほにゃし過ぎですが。
とか妙なことを思い出しつつ朝食のバイキングへ向かったところ、ようやくにしてここで共同執筆者のKさんを発見。しばらく一緒にスペインでの出来事などを話しました。彼女もやっぱり荷物が届かなくて大変だったようです。
私は金曜には帰国する予定ですが、Kさんは週末にアルハンブラ宮殿へ行くというので、その話にかなり心惹かれていたり。
あと、夏町くんもビーチへ行くといいよ、とか薦められたので、明後日にでも行ってみることにする。いろいろ楽しいらしい(謎)
私は夕方からの発表なので、昼間に別のデモセッションへ敵状視察。発表者も座って話しこんだりしてるので、かなりこれまで経験したものとは違う模様。なにより、ポスターを貼る場所がない(^^; ポスターに書いたのを参考に話そうかと思っていたので、練習事項をいろいろ追加しました。
いざ本番。Kさんがお客さんを連れてきてくれるけれど、何言ってるのか分からない。とりあえず、私が捕まえたお客さんは私のペースに会わせてくれるので、全部で5人くらい捕まえて話しました。あと日本人も数人。これまでの日本でのポスター発表に比べて、お客さん一人につき話す時間が長いです。5分から10分くらい。
背後ではKさんが私の3倍の速さでプレゼンテーションしていました。明日は私のペーパーセッションがあることも宣伝して頂いたので、期待に応えねば。
英語を聞き取れないのはかなりマズイです。私と同じ研究科の米国人研究員の人と知り合いになったので、帰ったら何度もそこへ押しかけることにしよう、っとか、「北へ。」の如くお風呂に入りながら反省。反省だけなら澄香おサルにでもできるというけれど。
朝には無事届いてました。 これで辞書が使えるようになったので、とりあえず発表の見直し。
昨日の気疲れを引きずっていろいろ逃避していたけれど、ずっと部屋のなかにいても仕方ないので、とりあえず発表のことはさておきサグラダ・ファミリアを見に行く。これが16:00ごろ。ホテルの下から出ているメトロで5駅、これまた降りてすぐに教会がある・・・はずでしたが。
周囲を見渡しても、ドギューンとそびえ立っているはずのサグラダ・ファミリアが見当たりません。ナゼダ?と不審に思って周囲を少しあるいてみると、その道に沿う狭い敷地の建物が実はそうだったり。背が高いから敷地も広いだろうというのは私の思いこみだったようで、あと、周辺に背の高い建物は少ないので、写真のサグラダ・ファミリアは余計に高く見えたみたい。
外から見たときの意外な背の低さは、札幌の時計台同様、残念名所を思わせましたが、塔を昇ってみると、これがなかなかいい感じです。正面の尖塔じゃなくて、奥に見える小さな塔を螺旋階段でぐるぐる昇るの! 100メートルくらいの高さから、ガラスとかの妨げなしに町を一望できるのはとても気持ちがよいですよ。風がかなり強く、向こうには地中海の深い青、これはすばらしい屋上です。95点。ガウディとはいい友達になれそうだ。
ちなみに5点たりないのは、屋上じゃなくて塔だから(笑)
観光客は多く、日本人も結構います。おみやげ屋にひらがなで「はしおき」とか書かれてた日には、ちょっととほほな感じもします。18時を回ってから正面の塔に昇ろうかと(こちらは階段はないので)エレベータの列に並びましたが、これが混んでてなかなか進まない。実は19:30からは会議のオープニングセレモニーなんで、時間もないことだし、もう一度、奥の尖塔に登ることにしました。もう、足ががくがくだったけど。
また例の屋上(尖塔の間に架かる橋)まで行ってしばらくぼーっとしていると、いつのまにか橋の上から人がいなくなってました。なんと、この風景を独り占めですか!やっぱり並ぶのやめて良かった。
というわけで、19:30からホテルにてセレモニー。挨拶と招待講演の後、立食パーティへ。
・・・顔見知りが誰もいない。いや、いるはずなんだけど、少なくともここには来てないみたいです。ふみゅぅ。仕方がないので、知ってる名前がないか、名札をぐるぐる見て回るけど、ヨーロッパの研究者誰も知らん。というかこういう場合のためにせめて、チェアマンの研究くらい調べとくと良かったのかもなぁ。
で、「ひろってください」と首から下げながら、ふみゅぅ、と泣いていると、由宇でも幽でもなくて、韓国の一団に拾ってもらえる。あぅ、久々に手続き以外の会話をしたような気がするよ。
洋式のお風呂、というものに始めて入るなり。わーい、エルピー=プルごっこができるぜ!
とりあえず、朝もう一度インターネット接続を確認。あ、トーンじゃなくてダイアルだったのか(笑)というわけで、なんとか接続もできました。通話料は市内通話+ホテルの税金と、あとはニフティのほうで+10円/分程度なので、わりと気楽に通信してたりします。いや、頻繁につなぐのは日本での悪い癖そのまま(^^;
ちなみにスペインのインターネット人口は現地紙によると360万人。日本と比べてどうだったかなぁ・・・。現地紙といっても無論私にスペイン語(カタルーニャ語?)が読めるはずもなく、日本語のものです。
あとは地下鉄で今日のホテルまで移動。優先座席なんて日本だけのものかと思ってたら、スペインにもあるんですねー。驚いた。
市内は地下鉄網がかなり発達していて、一律145ペセタ(100円弱かな)。車両によっては手で開ける扉もあって、まるで湖西線のようです。
あと出発までずっとお世話になるサンツホテルに到着。案の定、荷物はまだ届いていない。何度も問い合わせるが、その度冷たくあしらわれるので、うぐぅの根をあげる。エアフランスに問い合わせてみても「今、送ってる途中だ」ということなんで、あとはもうホテル側に聞くしかないんだけど。
部屋の窓からガウディの聖家族聖堂が小さく見えるのに気づいて、ちょっと機嫌が良くなりました。今回の旅の目的らしい目的(発表除く)といえば、聖家族聖堂を見に行くことくらいですから。
あとは宮内バスターでストレス解消す。最近やたらレミィとデートしたいと思う夏町2X歳の夏。なんか、体が私よりおっきいのがいいんですよ。ていうか、バルセロナまで来て何してんねん私・・・という感じで錯乱するくらいこの日は精神的に疲労したので、そのまま風呂にも入らず寝てしまいました。
バルセロナといえばバルログでしたねぇ。すっかり忘れとりました。私のつらぬき丸では勝てそうにないので、会ったらとっとと逃げることにします。
次に海外へ行くときのために、メモとして日記を残しておきます。しかし、これ他人に見られると夏町の頼りない日常生活がバレてしまうなぁ(^^;
旅行の目的は、バルセロナで行われる国際会議での発表。日本人なんておらんだろうから気楽にやろう、とか思っていたら、ボスの日本の知り合いが結構来るのだと知って、ちょっと肩の荷が重くなる。普通は逆のような気もするけど、なんででしょうね。6月2日に現地着、3から7までが会期、私の発表は5日(デモ&ポスター)と6日(口頭発表)です。あとは8日に現地発、9日に帰国の予定です。
『朝はやく目覚めた 今日はいい天気にょ』
というわけで、11:25の飛行機なのでその三時間前に成田へ着くように朝六時起床、タクシーで京成上野駅へ向かいました。直前まで研究室の仕事があったりで、三時間しか寝てないし、お風呂も入ってないです。飛行機はひとまずパリまで行って、そこからバルセロナ行きへ乗り継ぎ。パリまでは十二時間だからどうせ機内で寝るしいいかとか、バルセロナからはホテル直行だし、お風呂はもうそこで入るからいいやとか、いきなりかなり投げやりです。
上野までタクシー1000円、成田までも京成線が1000円、けっこうしますね。上野では朝の早くから焼きたてのワッフルを売ってたので、買ってさっそく成田行特急に乗り込んで食べる。幸先良し。とかやってたら、ふと忘れものに気づく(^^; あわててまたタクシーで取りに帰っているあたり、先が思いやられます。でも、取りに帰る途中で薄いヴァイオレットのワンピース少女二人組を見かけたのでラッキー、ということにしておきました。二人というのが多からず少なからず。制服のようでしたが、そういえばもう衣替えだったんですねぇ。小学校でも可愛い制服があるもんだ。
結局、7:43の特急で、成田第二ターミナルに8:55着。特に問題もなく、11:25発の全日空NH205便で、ひとまずパリへ向かいます。
新潟上空からロシアへ。特にどうということもなく飛行機は西へ向かいます。機内食がとてもおいしく、久しぶりのまともな食事でした。そして9時間後、飛行機はラプランド付近を通過。無数の湖沼がひしめきあっていて、とてもファンタスティックです。私にとっては、あの山賊のむすめの子孫が住んでいるはずの場所。
現地時間は16時、以後、現地時間で表記します。べルギーの農地は緑と赤茶と砂色のパッチワーク(月並みな言い方ですが)、その上をヒツジ雲の群れが泳いでいます。
えいえんは、あるよ。
ここは摂氏マイナス50度、 11000メートルの高み、 僕は今、佐祐理さんと同じ場所にいる。
12時間の旅を終え、シャルルドゴール空港へ到着、乗り継ぎは一時間です。前もって調べたらターミナル間をバス移動20〜30分とかあったので、かなり時間的にキツイことは予想していたけど・・・
「その便はもう乗れないアルよ」
とはエアフランスのパリジャンヌの言。そりゃ出航三分前じゃ無理だな。いや、実は行けそうだったけど、まだ出国審査受けてないのを疑問に思って混乱してしまったんですよ。これはその後ゲートくぐってから思い出したんだけど、EU内の移動は入出国審査がないんだった。EU万歳!
全日空機を降りた後、荷物はエアフランス機へ自動的に送られる手はずなのに、荷物引渡所の方へ行ってしまったり(これが一度入ると戻れない)、バスに乗り違えたりで、空港内の地図はあらかじめ持っていたにも関わらず迷う私。また末永(横浜のY。Yが多いので水姫にならって以後こう呼ぶ)に笑われるな。
というわけで、8時発の便に変えて仕切り直そうとする。
「ムッシュー、そのチケット、特別アルから変更きかないアルね」
なんですと。いやまぁそういえばそんな話もあったが。とりあえず、事情を説明してみる。
「オー、飛行機はEXCHANGEできないのコトよ」
正しくはCHANGEですね(笑) 中学生か、私は。とかそんな感じのやり取り。
結局、追加で一万円ほど払ったのでした。朝のタクシー然り、余計な出費が多いですよ。あと、エアフランス側に送られてるはずの私のトランクはどこかしらん、とかいろいろやってるうちに搭乗一時間前になったのでチェックインする。
ちなみに手続き上、数人のパリジャンヌ(いやほんとにパリ娘かどうかは分からないけど)と話をすることになったが、なかなかにかしましい。大神(サクラ3)もきっと苦労することだろう。ちなみに、私がこれまで会ったことのある唯一のフランス人女性はシスターだったと付記しておいてみたり。
チェックインカウンターの方はナイスガイ。荷物の方はオッケーかと再度確認しておくと、おまかせあれとの快い返事だったので、ようやく一息ついてゲートヘ向かいました。
ペプシでも飲みながら搭乗待ち。ラージサイズで20フラン(300円くらい?)です。この味はどこヘ行っても変わらない。そして、現地時間20:00、あたりは詐欺のように明るいので、機内からパリの夜景を臨むのは期待できそうもないと思いつつ、エアフランスのちっちゃい飛行機(AF2148便)に乗ってバルセロナヘ向かいました。機内放送の英語は聞き取れません。全日空の英語が丁寧すぎるのかもしれんけど。
夜景の代わりに黒と橙のもくもくとした凄い雲を見れたので良しとします。ラピュタは本当にあったんだ!
バルセロナはパリとは違って港町、ちょうど夜景も見れて綺麗でした。で、今度こそ間違えないようにとEU及び国内線ターミナルの荷物引取所へ降りたけど、全然、乗ってきた便の荷物表示が出ない。さすがに変だと思ったところで聞くと、エアフランスは国際便ターミナルの引取所だという。地図はあてになりません。
例によって中へは戻れないので、一旦外へ出てぐるりと回ってゆくと、エアフランスの若い女性が私を呼ぶ。
「あっ、夏町さんだ〜。私なんども呼んだんだよ〜」
うむ、話し方が可愛い、とか思っている場合ではなくて、ゴメンナサイ。間達って別のターミナルヘ行ってましたです。彼女はこれでようやく仕事が終わったー、とばかりにすがすがしい顔で帰宅。金曜の夜なのに申し訳なかった。担当はおばちゃんの方にバトンタッチです。
「で、悪いんですが、お客様の荷物はまだパリです」
やってくれるぜ、ナイスガイ。サムソナイトの色とかを聞かれた後に、荷物は明日の昼にホテルまで送ってくれることになりました。今晩は着替えなしか。
おばちゃんは親切にも、タクシーよりバスの方が安い、と言ってくれたけど、この夜のホテルは地理的な位置を知らなかったので日和ってタクシー。時間ももう23:00だし。五ペセタ(3円くらい)単位で速度計のようにくるくる上がってゆくメーターが面白い。ホテルまで1800円くらいでした。
明日のコンファレンスサイトからメトロで二駅のNH RALLEYEホテルにチェックイン。でもいきなり部屋の鍵の開けかたが分からず五分ほどガチャガチャと格闘していた私は、客観的に見てとても怪しかったり(笑)
室内ではじめに見つけたものはプレステ。クラッシュなんたらとか鉄拳とかグランツーリスモとか、30分300円だったけど今は使えないみたいでした。ドリキャスも置いてやって下さい。出発前にメールでやりとりしていた現地旅行代理店のMさんから、メッセージとチョコの置いてあるのが人情で、とても嬉しい。
シャワーを浴びたら予定通りノートPCを電話線につなぐ。スペインのモジュラージャックは日本といっしょです。ちなみにコンセントの口は違って、電圧は220〜230ボルト。バイオノートのACアダプタはこの電圧に対応しているのでそのままでオッケーです。
プロバイダの@niftyはバルセロナに海外アクセスポイントと現地プロバイダからのローミングの2つの番号を持っているので、両方メモしてきています。でも、何故かうまくゆかないのでそのまま寝ることにしました。
かくして、いつもより7時間長い一日も終わり。私の中学生英語でもそれなりになんとかなったかな。高河ゆんさんもCycland(エッセイ集)で言ってたように、日本の英語教育もそう捨てたもんでもないような。いや、ヒアリングできないのはやっぱ致命的でしたか。
あと、腰に付ける内ポケットは二個必要。パスポートと保険とカードと財布を入れてるとパンパンになる(^^;
荷物についてはあとは祈るしかないし。んでは、おやすみなさい。