etegami - Christmas 12.2184

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鍵っ子だから、ちょっと淋しかった。 2000年4月13日

ザウルスのある風景

- 2010年 東京臨海区 -

岡野 由香

from

"NOeL not digital"(pioneer LDC)

with POWER ZAURUS MI-504

その昔、コンピュータは万能であることが求められていた。

今ならば、一台あれば何だってできると思えた時代の玉手箱だと笑われるかもしれないけれど。

最近使うようになったMI-504にかなり衝撃を受けている。こんなに古くて(97年発売だけど、現在のPC・PDA界の変化の速度を考慮するに十分に古い)ザウルス界でさえあまり評価されてないものでさえ、自分にとって満足な機能を備えているのかと思うと、現在のPDA競争(PalmOS機、WinCE.PsPC、ザウルスMI-C1等)を追いかけるのが無意味に思えてしまう。ここ半年の内に発売されたPDAたちと比べて、MI-504がはっきりと劣るところはポケットに入らないことぐらい。逆に、私の求める機能、しっかりとした日本語手書き文字認識が可能で、画面が大きくてバックライト付きTFT液晶のものを今探したら、MI-504を含む往年のパワーザウルスシリーズ(MI-506, 610)しかないという、なんとも御粗末な現状からは、未だPDAの市場はユーザに多彩な選択肢を与えるほど大きくはないのだということを思い知らされる。MI-504ですらえらく気に入ってるわけだから、最高評価を得ているMI-610なんぞは一生使えそうな勢いですよ。

私にとって万能というのは、文字や絵が快適に書ける環境ということ。

かな漢字変換を通して文章書くのと、直接手書き文字認識で文章書くのとは、やっぱ違います。私は魂こめやすいから後者が好き。あとなんでわざわざPDAで字を書くかっていうと、音が圧倒的に静かだからということが大きい。忙しいから今のこれもPCで打ちこんでるけど(それでも手書き感の強い(^^? SKKだけど)、時間があるならPDAで書きたいのです。

2010年まで今の古いザウルスを使い続けられるというのも、幸福な想像ではあるけれど。


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Christmas 12.2184 brought to you by Soga Juroh