この夜空の向こうがわの、そのまた向こうがわで、 少女は泣いて、そしてまた、旅に出ました。
いつ終わるとも知れない旅でしたが、 今度は、一緒に旅をしてくれる人が、すこしだけいました。
「ねぇ、一緒にいこう?」
それが、青色のはじまりでした。
(了)