PrismPocket version1.21
ザウルス用 カラーお絵かきMOREソフト(アプリケーション識別子:WDWG)
対応機種 MI-E21,MI-E1(MI-E25DC,MI-L1では動作未確認です.)
MOREソフト collectionへ
PrismPocket概要へ
1. 動作条件・ダウンロード
ダウンロード
- 本MOREソフトの著作権は曽我十郎(pocket@mcc.sst.ne.jp)にあります.
- 本MOREソフトは無料で配布していますが,著作権は放棄していません.
- 本MOREソフトを利用することで生じたいかなる損害についても当方では一切責任を負いませんので,念のため大切なデータのバックアップを取ってから,自己責任でご使用ください.
- 本体とカードに同じMOREソフトのバージョン違いを入れないで下さい.誤動作の原因となります.
- 転載あるいはCD-ROMなどへ収録する場合,必ず事前にご連絡下さい.
-- PrismPocket version1.21(ppoc121.zac) 393,703bytes (2003/8/8)--
2. 起動方法
-
ふつうのMOREソフトと同じ様に起動すると,真っ白なカンバスが現れて,新しく絵を描き始めることができます.
-
以前にPrismPocketを使って描いたイラストを開きたい場合は,DriveCruiserなど,mab方式MORE連携に対応したソフトを利用して開いてください.
- ざうすけ・ざうすけex.のファイルを開くこともできますが,レイヤの読み込みには対応していません.
- PrismPocketで開くことができるのは,以下の形式のファイルです.
・WDW形式(拡張子 .WDW):
PrismPaintシリーズで採用される,レイヤ情報を保持する独自形式です.JPEGファイルとしても取扱可能であり,拡張子をJPGに変更すると,JPEGを取り扱うことのできるほとんどのソフトで開くことができます(E25,L1で保存した場合,JPEGとして取り扱うことができるかどうかは未確認です.)ただし,PrismPocket以外のソフトでJPEG形式として上書き保存した場合は,レイヤ情報は失われます.
・BML形式(拡張子 .BML):
PrismPaint2.0,PetitPaint0.90eで利用されていたレイヤ情報ファイル形式です.PetitPaintで作成したBMLファイルについては,対になるBMPファイルがあれば開くことができます.PrismPaintで作成したファイルはサイズが大きいため開くことができません.PrismPaint3.0相当のソフトウェアの登場をお待ちください.
・BMP形式(拡張子 .BMP):
24bitあるいは1bit, サイズは240x320あるいは320x240ピクセル以内
・JPEG形式(拡張子 .JPG):
240x320ピクセル以内
3. お絵かき機能
・レイヤについて
PrismPocketはPC用ソフトのPhotoshopやPainterのようなレイヤを備えています.
レイヤには[背景レイヤ][水彩レイヤ][前景レイヤ]の3つがあり,以下のような順番で重なりあって表示されます.
↑(上)
[前景レイヤ]
[水彩レイヤ]
[背景レイヤ]
↓(下)
|
- 起動時に存在するレイヤは一番下の[背景レイヤ]のみです.[前景レイヤ]あるいは[水彩レイヤ]を選択した時にはじめて,[前景レイヤ]と[水彩レイヤ]が作成されます.
- [前景レイヤ][水彩レイヤ]に描いた線は,下の全てのレイヤに塗り重なって見えます.これはセロハンを重ね合わせたときの色の具合と似ています.
(あるいは,ご存知の方はPainterの水彩レイヤのことを想像してください.Photoshopではレイヤの「乗算」描画モードと呼ばれます.)
- レイヤの不透明度(この場合,塗り重なる度合い)は10段階に設定できます.
- ただし,[前景レイヤ]は下のレイヤに「上書き重ね」するよう描画モードを変更することができます(メニューバー2の(B)前景レイヤ描画モード変更ボタン).このとき[前景レイヤ]に描いた線は,下のレイヤを覆い隠します.また不透明度(覆い隠す度合い)を10段階に設定できます.
- [前景レイヤ]が「上書き重ね」モードの場合もレイヤに透明色の概念はなく,その代わりに白色が透明部分として透けて見えます.
- 3枚のレイヤは「レイヤ統合ボタン」を押して,[背景レイヤ]1枚に統合することができます.3枚レイヤを持つ状態では全体の動作が重くなるため,3枚と1枚の状態を工夫して使い分けてください.
・画面上のボタン(メニューバー1)
- (a)レイヤ変更ボタン
- (b)描画ツール/消しゴム変更ボタン
- (c)描画ツール変更ボタン(三角矢印)
- (d)描画ツールの描画モード変更ボタン
- (e)描画ツールサイズ変更ボタン
- (f)カラーピッカ(SB,2次元):横軸がSaturation【彩度】,縦軸がBrightness【明度】
- (g)現在の色を表示します.
(この領域をタップするとHSB/RGBカラーピッカが入れ替わります.)
- (h)現在の色に描画ツールの不透明度の効果を加えた結果を表示します.
(この領域をタップするとHSB/RGBカラーピッカが入れ替わります.)
- (i)アンドゥ・リドゥボタン
- (j)不透明度ボタン
- (k)カラーピッカ(H,1次元):Hue【色相】を選択するスライドバーです.
- (L)カラーピッカ(RGB)
- (m)現在の色をR(0-31)G(0-63)B(0-31)の値で表示します.
- (a)レイヤ変更ボタン:描画対象とするレイヤを変更するボタンです.下から順に,[背景レイヤ][水彩レイヤ][前景レイヤ]となっています.存在しないレイヤは灰色表示されます.
- (b)描画ツール/消しゴム変更ボタン:
押すごとに描画ツールあるいは消しゴムに切り替わります.
- (c)描画ツール変更ボタン(三角矢印):
押すごとに描画ツールを変更します.利用できるツールはレイヤの特性によって異なります.
▼[背景レイヤ][前景レイヤ(上書き重ねモード)]
押すごとに,描画ツールが「ガッシュ」→「カラーインク」→「ぼかし」→「ガッシュ」・・・の順で切り替わります.
▼[水彩レイヤ][前景レイヤ(乗算重ねモード)]
押すごとに,描画ツールが「透明水彩」→「ぼかし」→「透明水彩」・・・の順で切り替わります.
- ガッシュ(不透明水彩):
塗り重ねると下の色がどんどん消えてゆきます.小学校でよく使われる絵の具に似ています.
- カラーインク:
塗り重ねると下の色と混ざります.色セロハンを重ねるのに似ていて,重ねるごとに色がどんどん黒くなってゆきます.
- 透明水彩:
塗り重ねると下の【レイヤ】の色と混ざって見えます.色セロハンを重ねた時の色の具合に似ていています.「乾燥」ボタンを押して乾かすまではカラーインクのようにどんどん黒くなることはなく,水気たっぷりの絵筆で描くように自由に色を薄めたり混ぜたりすることができます.
- ぼかし:
ぼかしツールでなぞった箇所はぼかされて色の境界が滑らかになります.
- (d)描画ツールの描画モード変更ボタン(縦3つ):
上が通常モード,真ん中が「比較(暗)」(より暗い色が優先される),下が「比較(明)」(より明るい色が優先される)です
暗い緑の上から明るい橙色で線を引くと,「比較(暗)」の場合は左,「比較(明)」の場合は右のようになります.
- (e)描画ツールサイズ変更ボタン(ノーマル5種類,ブラシ3種類)
描画ツールの太さを変更します.上段左よりノーマル1pixel,2pixel,4pixel,中段左よりノーマル5pixel,7pixel,下段左よりブラシ1pixel,2pixel,3pixelです.ブラシは周囲になじむ線を引くことができます.とくにぎざぎざな線を上からなでてなじませるときに有用です.
- (f)カラーピッカ(SB,2次元):横軸がSaturation【彩度】,縦軸がBrightness【明度】
HSB色空間のうち,S【彩度】とB【明度】の値を選択します.Sは90段階,Bは32段階です.
- (g)現在の色を表示します.
(この領域をタップするとHSB/RGBカラーピッカが入れ替わります.)
- (h)現在の色に描画ツールの不透明度の効果を加えた結果を表示します.
(この領域をタップするとHSB/RGBカラーピッカが入れ替わります.)
- (i)アンドゥ・リドゥボタン:一つ前の段階に戻します(アンドゥ).もう一度押すと,戻す前の状態を再現します(リドゥ).
- (j)不透明度ボタン
描画ツールや消しゴムの不透明度を変えます.
100%,90%,80%,70%,60%,50%,40%,30%,20%,10%, の10段階です.左上から右下へ向かって不透明度が小さくなります.ぼかしツールの場合,ぼかす程度が小さくなります.
- (k)カラーピッカ(H,1次元):Hue【色相】を選択するスライドバーです.
HSB色空間のうちH【色相】の値を選択します.240段階あります.
- (l)カラーピッカ(RGB):
上から順にR(赤32段階)G(緑64段階)B(青32段階)を決定するスライドバーです.両端の矢印で値を1ずつ変更できます.
- (m)現在の色をR(0-31)G(0-63)B(0-31)の値で表示します.
・画面上のボタン2(メニューバ−2)
ザウルスの「メニュー」ボタンで開閉します.
- (A)レイヤ可視状態変更ボタン
- (B)前景レイヤ描画モード変更ボタン
- (C)水彩・背景レイヤのテクスチャON/OFFボタン
- (D)レイヤ不透明度ボタン
- (E)透明部分保護ボタン
- (F)消去ボタン
- (G)前景レイヤ乾燥ボタン
- (H)水彩レイヤ乾燥ボタン
- (I)前景・水彩レイヤ統合ボタン
- (J)全レイヤ統合ボタン
- (K)背景・前景レイヤの入れ替えボタン
- (L)レイヤ移動ボタン
- (M)about画面表示ボタン
- (N)終了ボタン
- (O)全画面塗りつぶしボタン
- (P)全画面の左右反転・上下反転ボタン
- (Q)上書き保存ボタン
- (R)別名で保存ボタン
- (S)レジュームボタン
- (A)レイヤ可視状態変更ボタン:各レイヤを可視状態にしたり(ボタンが青色)見えないようにしたり(ボタンが灰色)します.
- (B)前景レイヤ描画モード変更ボタン:[前景レイヤ]の描画モードを「上書き重ね」「乗算重ね」のいずれかに切り替えます.
- (C)水彩・背景レイヤのテクスチャON/OFFボタン
ON(アイコンが黒く反転)にすると,ブラシにちょっとしたタッチが付きます.
- (D)レイヤ不透明度ボタン
100%,90%,80%,70%,60%,50%,40%,30%,20%,10%, の10段階で,左上から右下へ向かって不透明度が小さくなります.上が前景レイヤ,下が水彩レイヤの不透明度設定です.
- (E)透明部分保護ボタン:[前景レイヤ]の透明部分を保護します.[前景レイヤ]上の白い部分に対して描画することができなくなります.もう一度ボタン押すと保護が解除されます.
- (F)消去ボタン:現在描画対象となっているレイヤ全体を真っ白にします.
- (G)前景レイヤ乾燥ボタン:」[前景レイヤ]を乾燥させて,[背景レイヤ]に統合します.乾燥後,[前景レイヤ]の内容は消去されます.前景レイヤが「乗算重ね」モードの場合のみ有効です.
- (H)水彩レイヤ乾燥ボタン:」[水彩レイヤ]を乾燥させて,[背景レイヤ]に統合します.乾燥後,[水彩レイヤ]の内容は消去されます.
- (I)前景・水彩レイヤ統合ボタン:[前景レイヤ]を[水彩レイヤ]へ統合します.統合後後,[前景レイヤ]の内容は消去されます.前景レイヤが「乗算重ね」モードの場合のみ有効です.また,[前景レイヤ]と[水彩レイヤ]が可視状態の場合のみ有効です.
- (J)レイヤ統合ボタン:可視状態の全てのレイヤを統合して,[背景レイヤ]にコピーします.統合後,[水彩レイヤ]と[前景レイヤ]は削除されて[背景レイヤ]のみとなります.また全てのレイヤは統合時に乾燥されます.
- (K)背景・前景レイヤの入れ替えボタン:[背景レイヤ]と[前景レイヤ]の内容を入れ替えます.
- (L)レイヤ移動ボタン:
現在可視状態のレイヤ全体を移動します.一度押すと,アイコンが反転して移動モードになります.この状態で絵をドラッグすると移動します.カーソルキーの上下左右で1pixelずつ移動できます.もう一度ボタンを押すと,絵がその場所に固定されます.
移動中に,レイヤの可視状態を変更して,レイヤの重なり具合を確かめることができます.その場合も移動対象となるのはあくまで移動ボタンを押した際に可視状態だったレイヤです.
移動ボタンはズーム時に利用できません.また,移動モードの間は他の多くの機能は利用できません.
- (M)about画面表示ボタン:PrismPocketに関する情報を表示します.
- (N)終了ボタン:PrismPocketを終了します.
- (O)全画面塗りつぶしボタン:描画対象のレイヤ全体を現在の描画ツールの設定(種類・色・不透明度)で塗りつぶします.
- (P)全画面の左右反転・上下反転ボタン
反転結果をアンドゥする場合,現在選択されているレイヤのみアンドゥ(元の位置へ反転)します.全レイヤの反転結果をアンドゥしたい場合は,もう一度おなじ反転ボタンを押してください.
- (Q)上書き保存ボタン:現在編集中のファイルを上書き保存します.
- (R)別名で保存ボタン:「保存ダイアログ」が開きます.
- (S)レジュームボタン:PrismPaintを一時休止状態にして,描きかけの絵を保存します.次回,PrismPaintを起動すると自動的に続きから描き始めることができます.
ただしツールの状態については保存されるものは「描画対象レイヤ」「選択色」「描画ツールの不透明度」のみです.
レジュームには150Kbytes(レイヤ1枚時)あるいは300Kbytes(レイヤ3枚時)の空きメモリを必要とします.レジューム情報ファイルはWDWGRESM.WDWで,内蔵メモリに保存されます.内蔵メモリに空き領域が無い場合は現在ザウルスで設定されている「カード」(SDあるいはCF)へ,また「カード」に空き領域が無い場合は,「カード」として設定されていない方のメモリカード(CFあるいはSD)へ保存されます.
・ザウルス上のボタン
PrismPocketは多くの機能をザウルス上のボタンに割り当てています.
- 決定ボタン:
押し続けている間,スタイラスがスポイトになります.タップした点の色を取得できます.
- 戻るボタン:
メニューバーの表示・非表示を切り替えます.
- 逆送りボタン:
ルーペウィンドウの表示・非表示を切り替えます.タップした点を中心にルーペウィンドウ内に拡大表示します.ルーペの倍率は,x2,x4,x8.ルーペウィンドウ内に描き加えた結果は,メインウィンドウにも反映されます.カーソルキーの上下左右で表示箇所を移動できます.
- 順送りボタン:
カラーパレットの表示・非表示を切り替えます.カラーパレットは「スポイトモード」(通常状態.スポイトアイコン)のときにタップすると,タップした色が描画色となります.「登録モード」(インク瓶アイコンを選択)では,現在の描画色がパレットに登録されます.誤操作を防ぐため,一度登録すると必ずスポイトモードに戻ります.
ソフトのアップグレード時にはカラーパレットの内容が引き継がれます.ファイル名はWDWGPALT.PRFです.このファイルはPrismPocketをアンインストールしても残るので注意してください.
- インデックスボタン:
一度押すと,ツールバーに虫眼鏡が現れます.この状態でどこかをタップすると,その点を中心に画面全体がズームします.もう一度押すと戻ります.インデックスボタンを二回連続で押すと,前回ズームした場所を中心にズームします.ズーム状態ではカーソルキーの上下左右で表示箇所を移動できます.
ズーム倍率はキーボードの数字ボタンを押すことによって変更できます.
・1(Q):等倍
・2(W),3(E):2倍
・4(R),5(T),6(Y),7(U):4倍
・8(I),9(O),0(P):8倍
インデックスキーを押さずに,直接キーボードのボタン押しても前回の場所にズームします.ただし,ズーム機能は3枚レイヤ時には拡大縮小移動動作が非常に遅いのでご注意ください.
- メニューボタン:
メニューバー1と2を切り替えます.
- カードボタン:
メニューバーの位置を上あるいは下に変更します.
・保存ダイアログ
絵をファイルに保存します.????????(?は"A-Z","_","0-9"の37文字のうちのいずれか)プラス拡張子(.WDWか.BMPのいずれか)という名前で保存可能です.
画像形式は「WDW形式」と「BMP形式」の2つから選ぶことができます.
▼WDW形式は,PrismPaintシリーズで採用されるレイヤ情報を保持する独自形式です.普通はこちらを選んでください.JPEGファイルとしても取扱可能であり,拡張子をJPGに変更すると,JPEGを取り扱うことのできるほとんどのソフトで開くことができます.ただし,PrismPocket以外のソフトでJPEG形式として上書き保存した場合は,レイヤ情報は失われます.
ファイルサイズは150〜300Kbytes(レイヤ1枚の場合),あるいは450〜600Kbytes(レイヤ3枚の場合)です.
▼BMP形式を選ぶと,24bitBMP形式で保存します.色空間をザウルスの16bitカラーから24bitカラーへ変換しますので,ザウルス上で描き終わった後にPCにデータを転送して絵を見たい場合にはこちらを選ぶと良いでしょう.ファイルサイズは約230Kbytesです.
用紙の向きは,BMP形式で保存する際の画像の向きを決定します.縦向き(縦320x横240ドット)・横向き(縦240x横320ドット)の二通りが可能です.
保存するドライブ名とディレクトリをリストから選択することができます.ザウルスの仕様により,パス名(ドライブ名除く)は,66文字以内である必要があるので注意してください.
ドライブ名は,F0:が内蔵メモリ,C1:がCFカード,C2:がSDカードを指します.
★名前をつけて保存した後は引き続き絵を書く画面へ移りますが,このとき前の名前のファイルでなく新しい名前のほうのファイル上で絵を書き進めることになります.ただし,「バックアップとして保存」トグルを選択(青色)しておくと,絵を書き進めるファイルは前の名前のファイルのままにして,バックアップとして新しく名前をつけたファイルを保存してゆくことができます.
まとめると次のようになります.
TEST1.WDWというファイルに絵を描いており,それをTEST2.WDWという新しい名前のファイルに保存した場合,
[バックアップとして保存]非選択時:以降は,TEST2.WDWに対して絵を描く.
[バックアップとして保存]選択時:以降も,TEST1.WDWに対して絵を描く.
4. その他の情報,Tips
- ザウルスの自動電源OFF機能が実行されると,PrismPocketはレジュームします.
- PrismPocket起動直後にカーソルキーの下を二度入力すると,PrismPocketを終了することができます.PrismPocketで絵を開き,「戻る」ボタンを使って画像全体を確認した後に前のアプリケーションへすぐ戻りたいときに便利です.「戻る」ボタン以外を押したり,他の操作を行うと,以後,このコマンドは無効になります.
- 真っ白のレイヤに書き始めた瞬間は,ペンの動きが鈍くなります.ペンでタップしてから一呼吸置くと,動きが軽くなります.
- メールの自動受信が実行される際や,他の常駐アプリによってPrismPocketの画面が上書きされた後は,PrismPocketの画面が自動的に再描画されません.保存ダイアログを出したり,Undoするとか手動で画面を再描画してください.
- TOKさんのPetitPaintと比べて,1pixel,2pixelのブラシは軽いのですが,それ以上のは
逆に重くなっています.なぜだろう・・・.
5. バージョン履歴
▼2003/8/8 1.21 公開
・ルーペ利用中に,一番大きなブラシでカンバスの左右からはみ出る線を引くと,反対側にゴミの出るバグの修正
▼2003/7/21 1.2 公開
以下のバグを修正しました.
・ブラシ利用時にカンバスからはみ出る線を引くとリセットすることがある
・ぼかしツールがカンバス端1pixelにおいて無効
▼2002/9/24 1.1 公開
・8倍ルーペ時にドットが正しく表示されないバグの修正
・ズーム操作時にツールバーに表示される虫眼鏡をクリックすると,アイコン表示が消えるバグの修正
・「バックアップとして保存」選択時にディレクトリを変えて保存すると,以降,ファイル名が正しく表示されないバグの修正
・上書き保存できないバグの修正
▼2002/8/10 1.0(正式版)公開
・カラーパレットをクローズボタンで閉じた場合,ルーペウィンドウの表示位置がずれる/再描画されないバグの修正.
▼2002/6/23 ベータ版(b6)公開
・消しゴムと他のツールとを切り替える際に,描画ツールの「ブラシ」(境界ぼやけ)と「通常」(境界くっきり)設定が勝手に切り替わるバグを修正しました.
・ズームウィンドウを開いている場合,カラーパレットを操作するとズーム位置の変わるバグを修正しました.
・描画ツールにもう一段階大きいサイズ(17pixel)を追加しました.
・ソフトのアップグレード時にカラーパレットの内容を引き継ぐようにしました.ファイル名はWDWGPALT.PRFです.このファイルはPrismPocketをアンインストールしても残るので注意してください.
▼2002/6/4 ベータ版(b5)公開
・毎時00分にリセット要求されるバグの修正.
▼2002/5/26 ベータ版(b4)公開
・E1で保存したWDWファイルがJPEG形式として認識されなかったバグを修正.L1,E25については動作未確認.
▼2002/5/1 ベータ版(b3)公開
・レジューム時に保存されるファイル名が不正であることを修正
・メモリ不足時のダイアログが分かりにくい点を修正
・ファイル保存ダイアログ操作中のメモリ漏れの修正
・スポイト使用時のアイコン変更の取りやめ(様子見)
▼2002/4/28 ベータ版(b2)公開
6. 謝辞
PetitPaint作者のTOKさんからは縦QVGA版製作にあたっていろんな示唆を頂きました.SP48Kさんにはいつもざうすけから始まる拙作ツールの行方を温かく見守って頂き,PrismPocketを作る心の支えとなりました.E1対応につきましては,松莉詠さん,MaYoさんのお世話になりました.そして最後になりましたが,PrismPaintを使って頂いた全ての方に,深く感謝いたします.
"prismatic paint" brought to you by Soga Juroh