+ + + + +

How to art on Zaurus


第三章.
塗りパターンのバリエーション

パターンの合成

「フォトメモリー/手書きメモ」で利用できる塗りのパターン(四角ツール■)については、第一章で述べています。ここでは、応用編ということで、その塗りのパターンの合成について述べたいと思います。

左下の図に、使い勝手の良いパターンをAからGまで色の濃い順に並べてみました。これに白も加えると、全部で8つのパターンで塗りつぶせるということが分かります。Gは解説用のおまけです。

パターンの合成とは、描画色「黒」で塗られたあるパターンに対して、描画色「白」・背景色「透明」のパターンを重ねることを言います。ここで、DとEは合成されたパターンで、その他は標準のツールで用意されているものです。右下の絵と見比べて、どこでどのパターンが使われているか、確かめてみて下さい。

Dは、Cを描画色「黒」で塗ってから、Gを描画色「白」・背景色「透明」で重ねて塗ると出来上がります。

Eはドットが綺麗に詰まっているので最近よく使っているパターンです。これは、Cを描画色「黒」で塗ってから、Hを描画色「白」・背景色「透明」で重ねて塗ると出来上がります。

FはBを描画色「白」・背景色「黒」で塗ったパターンです。濃さはEと同じですが、ドットの並びが互い違いになっています。

あと、EにGを重ねて塗ってもDになります。右下の絵ではこれを利用して、背景をEで全部塗りつぶした後に、Gでなぞって遠くの樹々を描いています。(画面の右のほう)

paint pattern menu

モノクロでは、むやみに塗りのパターンを増やした絵よりも、ベタと白だけで塗られた絵のほうが美しいかもしれません。私が今のところこうした塗りを多用しているのは、フルカラーで描いていた時代の影響ではないかと思います。

描線のメッシュ

下の図の左側のように、描線をメッシュにするのも合成と同じ原理です。はじめに描画色「黒」で線を描いてから、描画色「白」・背景色「透明」のパターンを重ねます。左から順に、あみ1、あみ2、あみ3を重ねたものです。そういえば、上では、"A-G"、すなわち、描画色「黒」の「ベタ」に、描画色「白」・背景色「透明」の「あみ3」を重ねたものを紹介するのを忘れていました (^^; Bよりも濃くなるので、下の図を参考にしてください。

mesh

「ざうすけ」へ


★mail to WebMaster★
夏町 銅貨
+ + + + +