(c) 1996-2184 曽我 十郎 |
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・海老とブラウン管 (2002/4/19)
鬼が出るようなファンタジックな場所に,我らがライプニッツ先生が庵を結ぶわけはないじゃないか. |
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2年分のゴミ(比喩でもなんでもなく)を捨てて人が棲めるようにした.仮の住まいと思っていたから本棚すら置かなかったのだけど,ついに買ってしまった.と居残るようなふりをしておいて,こんな街,もう今年でおさらばしてやる.次はどこがいいかなー(いきあたりばったり),はーなーをーー探しーてー、花をー探していますー(てきとう).
花は,四葉のクローバー.いつかはあなたの住む町へ、行くかもしれません .(2002/4/19)
「あほらしい!あんた女学生間のことちょっとも知らんねなあ.誰でもみんな仲のえゝもん同士やったら,『姉ちゃん』や『妹』や云うのん珍しいことあれへんわ.そんなこと不思議がんのんあんたぐらいなもんやわ.」
物事は,ごく普通にうまく行かない.機会は,いつだって失われる.
理由は,正確に読み取ることができない,それ自体悲しいことかもしれないけれど,それは相手が生きていて話すことができても起こることだったから,だとしたら,光子のいないことがただわけもなく悲しい.
「光はきっと日曜になると機嫌が悪いの.なぜって一日姉ちゃんに会えないのだもの.なぜハズさんがいると来てはいけないの?でも電話ぐらいならと思って,さっきかけたらハズさんと一緒に鳴尾へ苺狩に行ってお留守!まあお楽しみ!
ひどい,ひどい!
あんまりやわ,あんまりやわ!
光は一人で泣いています.
あゝ,あゝ,あゝ,
くやしいからもうなんにも云わない.Ta Sœur Clair
Ma Chère Sœur Mlle. Jardin
あて姉ちゃんを「マダム」とは云わない.
「奥様」---まあ嫌な! 思てもぞっ とする!
でもこんなことハズさんに知れたら大変ね,
Be careful!
姉ちゃんはなんで手紙に「園子」とサインするの?
なんで「姉より」としてくれないの?
これも他人が書いた文章とは思えませんが.こんなこと書いて送ってくる相手を,忘れるなんてできない.なぞっている形は小説の読みすぎとハズの言う通りであるけれど,遊びの形から始まることが悪いということもない.いいということもない.良し悪しなんぞ知らん.
なな,なんですかこりゃ. 私のリアルにあまりに近すぎるから不意を衝かれた.(2002/4/22)
なんかもう凄すぎるから全部リンクだ.アニメージュ文庫は手に入りそうにないんですが.
夏の鬼・その他の鬼
夏街道(サマーロード)
やはりこの話はノボルくんに会いたいというのが第一である.
ノボルくんに,会いたい.先日の携帯電話の件はミカコとノボルの話も込みなのは言うまでもない.電話はせつない.ノボルくんに,会いたい.
だいたい電話の形してるくせになんで文字ばっかで声が届かねぇんだよ!
ノボルくんの,声が聞きたい.
トリウッドでは色々見落としていたので買ってよかった.
大家さんからパイナップルを頂きました.つまりは,風邪をひきました(のどかぜ). 思い返すと大家さんの前ではパイナップル目当てに風邪らしさを強調していた節もある.このあさましい甘えん坊が! すぐにパイナップル缶が出てくるところを見ると,息子さんのために買い貯めてあるのでしょう.いつもすみません.
四葉はしばらく私の部屋に入ってきちゃ駄目.伝染るから.風邪が治ったら連休は玉川上水へ連れていってあげよう.
玉川上水について少々調べてみると,東京都水道歴史館はうちから自転車で行けそうなのでここから始めたい.こちらのページに出てくるような水場は実際近くに住んでこそなのだけど,京都の時と同じようにはゆかない.地元でない場所と折り合いをつけてゆくのは難しい.ミカコがアガルタの空を見上げるときのような異郷の気分は拭えませんが,それでもこれまで私の東京には水なんか流れちゃいなかったので,砂場に溝など掘って存在を示して頂けたことはとても嬉しかった.雨よ,降れ.公園の水溜りに子供たちが残す,無数の運河のために.
「夏の鬼 その他の鬼」(早見裕司)を少しずつ読んでいる.少しずつしか進まない理由は一ページめくるごとに腹がよじれる思いをするからで,ツッコミどころ満載であるのにそれがいちいち嬉しくてならないこの感覚は,私以外に分かるまい.身近な人向けに説明を試みるならば,もし私が水原賢治がごとく本物の天然さを備えていたらこういう話が書けたのではないかというよく分からない仮定から始まりそうであるが,今はまだ他に言い表しようがない.それにしても,早見氏の辿った水路は我がことのようによく分かってしまう.(2002/4/27)
四葉は,いつもなにかと戦っています. |
本を読む前と読んだ後とでは変わってしまうことがあるから,読む前や読む途中などに自分のなかの関連する物事を,失くさないように記録しておく.上の四葉はそういう意味合いであって,描き上げた後に最後まで読了.「夏の鬼 その他の鬼」 この話について語りはじめるとノート一冊分にはなりそうである.というか全く痛い話ではあるが既に書き溜めたものが実家にある.水と季里の話を始めると昔語り自分語りにしかならないのだけど聞きたい?とこれは島根方面へ.答えによらずどうせ書くのだけど.
早見氏の著者紹介は衝撃的だった,"得意分野は、水。" そんな風にくすぐったい言葉を真顔で口に出せるよう自分と自分の周りとを作りあげた人であることにまずは敬服した.(2002/5/1)
なつかげめいきゅう ほしくさせんろ
(c) 1996-2184 曽我 十郎 (soga@summer.nifty.jp)