▼とにかく気になっていたものを一通り読んでみました。 今回は全体的にファンタジーよりも幻想文学寄りです。 (私の解釈では、ファンタジーが童話、幻想文学が純文学の幻想のテイストを強めたもの。自然、テーマが変わってくるというだけで、幻視する本質は同じ。)
1.だけが物語でなく読み物。河合隼雄の本は専門書というよりは、読み物として面白いですね。
2.3.のボルヘスはアルゼンチンの幻想作家。アルゼンチンの荒俣宏とも言えますが、もちろん順番は逆。冬に、指輪物語の話を聞きにEさんのところへ行ったとき、なにげに「ボルヘスって御存知ですか?」と聞いたら、「はい」と渡されたのが 2.。
4.は随分昔にTさんに勧められたもの。私が好きそうだということでしたが・・・。
5.は再読です。以前読んだときに怒り狂った点があったので、冷静になってもう一度読んでみようと思いました。
6.京都一乗寺の書店「けいぶん社」でなにげに見つけた作家。日本の幻想文学作家に名前を挙げられていたこともあったので。
7.「桜の森の満開の下」を読んでみようと思いました。アスタルテ書房というとても雰囲気のいい寺町御池あたりの古本屋で購入。金子國義&澁澤龍彦で一杯の店、というと、もうYは知っているのかも知れません。