・星影拾遺の鉱石・
the Memory of Quartz




星のプレパラアトにアーク灯は不可欠ですが、
雨上がりの春宵祭には、
揮発性の鉱石で胸をやられてしまいそうになります。



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"Gyrocompass"(ジャイロコンパス)
 一本筋の通った小宇宙、或いは、ビッグバン前の宇宙の模型。炉心にはジャイロスコオプが収まり、「転輪羅針儀」とも呼ばれます。(1998/1/15)

"天氣輪"(てんきりん)
 宮沢賢治、"銀河鉄道の夜"より。天氣輪の柱は、丘の頂、ちょうど大熊座の下に見えます。花崗岩の柱の下に体を投げ出すと、魂の冒険が始まります。(1998/1/13)

"Fluorite"(フローライト)
 蛍石(CaF2)の英名。"Fluorit"(フルォリット)は独逸語綴りです。正六面体/正八面体の結晶で、色は透明や黄色、紫色と様々。イギリス産のものは日光中の紫外線を浴びると蛍光を発します。
 角砂糖の愛らしさと氷砂糖の甘味を合わせ持つ不思議な鉱物。始めて手に入れた鉱物なのも相まって、私の一番のお気に入りです。アルミニュウムの大好物として、化学の授業で習った方も多いでしょうか。
 星影拾遺の各所に登場しますが、『星洋燈』の主要素として登場するのは、あまり知られていないかもしれません。PrologueScene11.ですね。(1998/1/10)

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寿琅啓吾 <soga@summer.nifty.jp>