遥時3・ぜんぶ

戦場であるためだろうが望美が着たきりすずめなのはやはりもったいない.EDスチルが特別に見えるのは望美がいつもと違う服着てるからかもしれないし,そもそも描いてる人すら違うように見える.

というわけで,おかえりシャオパイロン.埋められるものは全て埋めました.
21世紀鎌倉にまた行きたくなるような大団円.

遥時3・朔,敦盛,将臣編

前に遥時3はいちゃいちゃ度が足りないと書いたが,撤回.文章はともかく絵のほうでは割とぺたぺた触ってまして,あたたかい.あとエンディングのスチルがどれもこれも素晴らしいので,いちいち見て回る価値がある.本編は戦乱の世ゆえあまり色気はないが,戦の終わったエンディング以降はなんのためらいもなく幸せそうな二人が描かれている.朔のは戦場ではありえないし,敦盛は本編中のどんよりした感じがなくただただ綺麗.敦盛は本編中では彼の事情を反映してか神子に触らないのであるが,最後にはぎゅっとしてくれる.将臣と望美は伝説となって二人仲睦まじく暮らしました.南方には平家の落武者や源為朝の話が伝えられている.だけど舜天王と無理に結び付けるとまた戦をすることになるので,これはどこかの南の楽園であると考えたほうがいい.おばあちゃん(二位尼),お父さん(将臣),お母さん(望美),息子(安徳帝)の四人で幸せに暮らしましたとさ,というのでいい.

残りは白龍,譲,景時,弁慶.


あと改めて書くけど,本編中の和歌についてもムービーとかスチル同様,コレクションできたら嬉しかった.解説つきで.

からくりからくさ

人形の魂はどこから来てどこへ行くのかというお話.冒頭,祖母を浄土まで送りに出かけた市松人形の「りかさん」の魂が,四十九日を終えても帰還しないところから話は始まる.蓉子という女性にとってこのことは切実な問題であったはずだが,お話の大部分ではこのことに直接触れられはしない.その話とは居間から始まって,庭へ出て,日本全国を巡り,果ては大陸をまたにかけ小アジアにまで至る工芸繊維の叙事詩である.つまり,ぐんと腕を伸ばして世界の幅を大きくとってそこに連想の模様を織り込んでゆくような回りくどい方法でようやく,魂というよく判んないものは指し示せるか,どうか,といったところなのだろう.
「Rozen Maiden」で真紅が語るような(http://d.hatena.ne.jp/imaki/20041129)人形はゼンマイが切れるとどうなるのか,という話であるようにも読める.
人形と人間とがお話をするという状況において,「からくりからくさ」や須藤真澄の「振袖いちま」に登場する市松人形と「Rozen Maiden」の球体関節人形とでは語りを可能とするための手順が異なっており,それは人形の身体構造に依存している.「Rozen Maiden」の真紅は融通のきくメカニカルな関節を持つため,ゼンマイを巻くことによってそれらが動作可能となったように見える.しかし市松人形は関節をもたない,あったとしても正座が出来る程度であり,りかさんが蓉子を手助け出来るということは魂について描くことによって示される.あるいは,いちまの場合は時々完全な人間の姿に化けさせることによって,人間のゆきと友達をやっていても不自然に見えないようになっている.
少年が突然やってきた小さなメカ人形たちと一緒に戦うことになる話というとまずはゴールドライタンを思い出すが,「Rozen Maiden」がロボットでなくお人形さんの話であるように思えるのはジュン君の裁縫の才能のおかげである.ここで挙げた三つの作品では人形が人間にちょっかいをかけられるようになるための理屈はそれぞれ異なっているが,人間の側から人形の世話をする方法は共通して彼女らの服を裁縫してやることである.なるほど,身体構造に関わらず,お人形さんといえば服を着ているものなのである.一方で人工物がロボットと呼ばれるとき,普通そのメンテナンスについては意識されるが衣装の世話をすることについてはあまり意識されない.
そういえば早見裕司の「少女武侠伝 野良猫オン・ザ・ラン」ではロボット少女がひらひらな服を着ており,ロボットというよりはお人形さんであるように見える(参考:http://imaki.hp.infoseek.co.jp/200401.html#23a).ここではロボットのようであることと人形のようであることとが上手に重ねられているように思う.

からくりからくさ (新潮文庫)

からくりからくさ (新潮文庫)

振袖いちま (1) 夢と野望の市松人形

振袖いちま (1) 夢と野望の市松人形

Rozen Maiden 1 (バーズコミックス)

Rozen Maiden 1 (バーズコミックス)

少女武侠伝 野良猫オン・ザ・ラン (EXノベルズ)

少女武侠伝 野良猫オン・ザ・ラン (EXノベルズ)

リリーナ・ピースクラフト

上の過程で掘り出したもの.
ガンダムWが待望の新OPに変わった頃で,それがえらく気に入っていたのでした.
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・作成日
 1996/02/06.もう9年も昔の話である.
・原寸
 1705×1545.印刷用に.RAMが少ないので苦労したはず.
・制作環境
 - MacintoshQuadra650(68040/33MHz,RAM 20MB).PowerPCカード搭載.とはいえPhotoshopはまだPowerPCにネイティブ対応してなかった.プラグインによりフィルタ処理だけは高速化したけれど,絵を描く上ではあまり関係なかった.
 - Ezier Gray-J (INTERWARE).ハンドスキャナ.当時はフラットヘッドスキャナはまだ高価だった.腕を一定の速度でスライドさせるのが難しい.
 - ArtPad II ADB KT-0405-A (WACOM).A6タブレットのはしり.画期的な安さだったので早速買った.
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今見ると花と茎とが繋がってないあたりで不安定な絵.
ともあれ昔は版権絵らしい版権絵をわりと描いてた.

僕の一番古いCGは1995年の年賀状として描いたもので,今年のお正月でちょうど十周年になる.昔は描くたびに絵柄が違っていて嫌だったが,今ではむしろそのほうが面白いと思っている.

新年会

久々にサークルの飲み会に参加.
7年前と同じ場所で7年前と同じ人たちと7年前と同じように話すことが出来るのが幸せだった.

カラオケではダ・カーポ特集と称して「サクラサクミライコイユメ」「空からこぼれたSTORY」を.そういえばこの二つは宮崎なぎさ繋がりでもある.

二次元を抱くということ

ToHeart2を買ったらナイロン製の包装紙が付いて来た.予約者のみの特典かと思っていたので思いもよらなかった.封を開けて目から鱗.なるほど,ドールでは達成し得ない圧倒的な二次元の質量感がありそうである.

Seventh Pleiad

すばる石 燃やしたら 星がはじけた

ねこもねずみも 驚いた
きつねとへびが 手を振った

わたしたち そこにいた

遠い昔の 星が生まれた

“Seventh Pleiad”
Zaurus SL-C3000 + CloverPaint 0.6.6
制作時間:12時間

Happy New Year 2005

あけましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いします.

年末から気分が悪かったのだけど今日ようやく風邪であることを確信した.

私「ここんとこ早起きだったせいか身体の節々が痛いねん」
姉「それ早起きと関係ないんちゃう」

意味不明な因果関係を持ち出すあたり全然判っていない.どう考えても風邪ではないか.普段無様な体調で生きているので身体がだるくても風邪のせいだということが判らない.恒常性というのはつまり身体の調子がおかしくなったときにそれと知るための基準であって,普段から不規則だと火急の異常事態と区別がつかないのである.この話を拡大してゆくとクリスマスのお祝いと年賀状書きはちゃんとするべきであるというエリスの話(「世界線の上で一服」(早見裕司))になるわけであるが,エリスの場合は理屈をこねる必要はなく,ただ女子高生と彼女に振り回される29歳で独身で小説家の男という二人の関係から織り成される語り口が,有無を言わさぬ説得力を持っている.この小説家のところは工学者とか研究者と置き換えてもオーケー.ずいぶん前からこの本のことは知っていたのによりによって読むのが29歳のこの時期というのが愉快である.

初詣は姉と中学一年の従妹と連れ立って春日大社へお参りした.従妹は演劇部に入ったそうで,部ではこれまで成井豊の脚本を一通りやっていたとかいう話から姉と一緒にキャラメルボックスの話をしながら歩いた.ちょうど「石のハートのアクトレス」(葛西伸哉)を読んでいたので,あめんぼ赤いなあいうえお,が北原白秋の詩であるという豆知識を披露し,彼女に「あ」から「わ」まで順番に唄ってもらいながら帰った.

身体の状態が酷いことに気付いたのはこのくらいからだったが,新年会があるのでそのまま京都・花心へ.グロッキー状態であったため団子より花の気分で,素敵ハカマーのお給仕さんを愛でることでなんとか意識を保った.料理はしゃぶしゃぶ.おいしかったがほとんど食べられなかった.いやほんと,花も団子もここに勝る場所はございません.

それで今,帰ったとこ.とりあえずお休みなさい.


世界線の上で一服 (ファンタジーの森)

世界線の上で一服 (ファンタジーの森)


石のハートのアクトレス (サークル文庫)

石のハートのアクトレス (サークル文庫)

ロボットをロボット並みに扱う優しさ.

「ねぇ……オバさん,何のために一子を作ったの? 人間と同じ形の機械なんて,どういう役に立つのよ?」
(中略)
「いや.まぁ,取りあえず造ってたらできちゃったっていうのに近いんだけど…….それでもいろいろ使い道はあるんだよ」

一子の生まれた理由が第一の説明としては「できちゃった」であって,そのあと取り繕うように介護だの試作機としてのデータ取得だのという話の出てくるところが好きである.本作においてロボットがロボットというものとして生きているように見えるのはまずはこのためである.

年末年始の予定

12/31午前 奈良へ帰る
1/2昼 奈良で姉と初詣
1/2夜 京都で新年会.そのまま残るか一度奈良へ帰るかは未定.

1/3夜までには京都に帰っている予定.1/4から出勤.

年賀状は鳩居堂で買った開明の万年毛筆が楽しくてそれで書いてしまった.何で書こうがどうせ下手字であるからペンよりも毛筆のほうが年賀状らしくて良いだろう.ワープロ手紙は好まない.

それでは今から帰ります.
みなさま,よいお年を.