旅のおわり

めでたし,めでたし.

安らかな気持ちになりたいときは安らかな絵を描くのがいいのですが,安らかな絵を描くためには安らかな気持ちでいなくてはなりません.前提と結果が堂々巡りをするとき,それはいったいいつ始まるのでしょう.

たいていは長い逡巡の果て,無理を押し切ってスイッチを押すでしょう.ザウルスを手にとって開いて絵を描き始めるというただそれだけのために,何時間,何週間と安らかでいられないループは回ります.例えるならばにわとりと卵,同時的である物事のすべて,つまりただそこにあるだけのはずの行為なるもののために押されるスイッチの仕組みを,誰か解明してはくれませんか.

疏水太郎

(Zaurus C3000 + CloverPaint1.04)

第十二夜 蛇な一日

heavy

ビードロは割れて,中から小さな蛇が出てきました.
蛇は四葉の足元を一度,愛しそうに回って,
そして,空へ飛び去って行きました.

「なんだったんだろう.」
「なんだったんでしょうね.」
「蛇ですよ.」
「そいつはヘヴィーだね!」
「・・・」「・・・」「・・・」
「おい,蛇なんてなんでもないぜ.」
「そうだね,なんでもないよね.」

(Zaurus SL-C3000 + CloverPaint1.04, 2005/6/28)

アラノ

荒野

暗闇野ゆき

荒野ゆき

野守は見ずや.

(Zaurus SL-C3000 + CloverPaint1.03, QVGA, 3hours)

deep rider

あなたを,お連れしましょうか.

色を伸ばすようなぼかしツールを実装したので,試しに使ってみました.

昔Macで描いてたみたいなきらきらした絵がPDAでも描けるようになってきましたね.

(Zaurus SL-C3000 + CloverPaint 1.0, 3hours)

大きな瞳

キャラクターというもの

春にイギリスへ行ったとき,僕の描くキャラクターの目がどうして小さいのか,ということを尋ねられました.僕の絵は多くの場合さし絵として描いてきたのでストーリーがおよそテキストのほうにあります.だから,キャラクターは目が小さくて黒目がちなほうが控えめでちょうど良かったのではないかと思います.黒目がちというのは馬とかぬいぐるみとかの目がそうですけど,彼らは人間と同じような白目を持たないので僕らは彼らの目からは人間に対するのと同じやり方では意味をくみ取ることが出来ません.つまり(少なくとも慣れていない場合は)見る人に意味をゆだねる部分が大きくて,例えばテキストとあわせて見たときにちょうどいい具合に収まるように思います.黒目がちな絵というのは文脈に依存させたいときに描くもので,一方,もっと人間らしい白目を持つキャラクターというのはテキストに添えても積極的な主張を持ちます.

試しに目が大きくて白目のはっきりとしたキャラクターを描いてみました.たまに描くことがあります.だけど,他人の絵ならば好きなのですが,自分が描く分にはどうにもまぶしすぎる気がしています.

(Zaurus SL-C3000 + CloverPaint 1.0, 6hours)

神奈姫

お姫さま

AIRの劇場版を西木さん,Babo!さんたちと観に行った後,ファミレスで描いた絵です.

(Axim X50v+幻彩2 / Zaurus SL-C3000 + CloverPaint 0.7, 2hours)

Seventh Pleiad

謹賀新年

すばる石 燃やしたら 星がはじけた

ねこもねずみも 驚いた

きつねとへびが 手を振った

わたしたち そこにいた

遠い昔の 星が生まれた

(Zaurus SL-C3000 + CloverPaint 0.6, 12hours)

第十一夜 フライパンにはかなわない

パンは剣よりも強し

「ケンカ両成敗.」

「どうして俺がこんな目に・・・」

槍もつ者も牙もつ者も,不意打ちにはかないませんでした.

「ついでに飯抜き.」

「グーッ(火を吹いたらおなか空っぽ!)」

うなった拍子に,竜の喉から闇色のビードロが飛び出しました.

(Zaurus MI-E21 + PrismPocket, 2003/12/30)

四葉の眠れない夜のお話

1.ノーム族の兄

四葉はまだ小さな女の子でしたので,眠れない夜はいつもベッドを抜け出して兄たちの起きている明るい部屋へ入れてもらいに行きました.そこでは十二人いる兄のうち必ず誰かが起きていて,四葉をひざの上に抱いたり,お話をしたり温かいものを飲ませるなどして四葉が眠くなるまでずっと側にいてくれるのでした.

その夜も四葉は兄の温もりを恋しく思いました.眠りの国へと続く道に日の落ちる気配はなく,辺りは煌々と照らされて,しかし何もない灰色の荒れ野が続いていました.すぐに眠ることの出来る日はどうしてこの景色に気がつかないのでしょう.心細くてたまらなくなった四葉がまぶたを開くとそこは彼女の部屋で,明かりの消えた天井とカーテンに閉ざされた窓が重く黒々として見えました.

四葉はなかば手探りのまま部屋の端までたどり着き,扉の前に立ちました.頭はぼおっとしてまださっきの荒れ野にいるような気がしましたが,四葉が祈るようにゆっくりノブを回すと,部屋に眩しい光が差し込んで,兄の気配が満ちてきました.その光を見るだけで四葉には今夜自分を待つ兄が誰であるのか判りました.扉の先は黄金の回廊で,それはノーム族の兄の元まで続く道でした.

ノーム族の兄はこの世のさい果ての山脈を治める魔法使いで,物質のあらゆる美に通じていました.この兄が蒐集するミニチュアはその一つ一つが世界の法則を示すひな形でしたが,四葉に言わせるとこの兄は兄たちの中で一番のおもちゃ持ちでした.四葉のお気に入りは金銀砂子の箱庭で,そこに硝子や瑪瑙,大理石などで出来た綺麗な玉を転がしてやると,玉は互いに引かれたりはじけ合ったりしながらくるくると円を描きました.四葉はまだ兄のようにうまくは出来ませんでしたが,「四葉が大きくなったら玉の原理を教えてあげる.そうしたらきっと僕よりうまく出来るようになるよ」と兄が約束してくれたので,四葉はいつか大人になる日を楽しみにしていました.

兄の元にはそのような宝物が数え切れないほどありました.兄が自分の棲み家を黄金の迷路で隠したのはこのためです.しかし,それは四葉にだけ見破ることのできる幻で,四葉が歩くと迷路の壁は付き従うように道を開きました.やがて,黄金のまやかしがみな王水に溶けると,兄の実験室が姿を現します.その部屋は物語のなかのどんな竜だって収まりそうな広さで,天井は高く,四方八方すき間なく扉の据え付けられた壁に囲まれて,壁から部屋の中心へ向かって背の低い戸棚が列を成していました.

「いらっしゃい,四葉.」

声をかけられたとき,四葉はいつの間にかもう兄の目の前に居ました.兄はときどきこんな魔法で四葉を驚かせます.ノームこびとである兄は四葉よりも少し背が高いだけで,大きな樫の木の椅子に子供のように埋もれながら座っていました.とても長い年月を生きてきたのだと四葉はいつか聞かされましたが,その顔は若々しく,四葉にはこの兄がちょうど自分の兄であるくらいの年頃に思えました.

広い部屋の真ん中に四葉と四葉の兄は居ました.正しい規則で並べられた無数の棚に囲まれて,大きな樫の木の机と椅子と,それと隣り合うようにもう一つ小さな椅子がありました.自分の席に着いた四葉は兄からキスの歓待を受けました.普段あるじのいない小さな椅子はこの部屋の規則から外れているようにも見えましたが,それはこのとき優しさで満たされるためにあったのです.

四葉はどこか遠くで時計が鐘を打つのを聞きました.一つ響くたびに一つほおにキスを受け,そして,二つ,三つ,と数えるうちに,四葉の寂しかった夜の記憶は次第に安らぎへと変わってゆきました.

2.おもちゃ箱の魔法

四葉が訪れると兄の瞳は魔法使いの金色から四葉の優しい兄の色へと変わってゆきました.すると,じっとしていた周囲の戸棚は緊張が解けたのか一旦ざわめいて,そののちに四葉を歓迎しました.たくさんの難しい「おもちゃ」たちがわれもわれもと四葉の前におどり出てきましたが,兄はそれらを追い払ってまた元の位置へと戻しました.そのほとんどは四葉が遊ぶにはまだ危ないものだったのです.四葉はこの部屋に一つだけ用意された四葉専用の棚からおもちゃを取り出して机に並べてゆきました.

「今日はどいつが四葉と遊びたがってるかな.さあ,はじめは積み木からだ,」

『ぼく,お城になりたいな.四葉ちゃんがぼくをお城にしてくれると嬉しいな.』

「お城にはだれが住んでいるの?」

『もちろん,四葉姫と王子さまが一緒に暮らすためのお城だよ.』

四葉は王子さまのお顔を想像しました.王子さまは兄と同じ色の瞳でほほえみをたたえていました.

「おや,絵の具もなにか言いたそうだぞ,」

『四葉ちゃん,一緒におでかけして絵を描こう.お外ではタンポポがたくさん咲いているよ.』

部屋を囲む扉はそれぞれ別の季節,別の時間へと通じていました.遠い昔,兄はこの扉を使ってさまざまの珍しい文物を集めましたが,今ではもっぱら四葉と外で遊ぶためだけに使われています.

おもちゃたちが一通り四葉を誘った後,四葉は今日の遊びを決めました.それは,おもちゃ箱を使った連想ゲームでした.

「それじゃ始めるよ.絵の具に似たもの,なあんだ?」

「ええと,スノゥホワイト!」

「どうして?」

「だって,白いお姫さまが一人いて,こびとが七人いるもの.」

四葉の絵の具箱には太い白色のチューブが一本あって,右へならえと細い七色のチューブが並べられていました.白色は四葉がぐちゃぐちゃと混ぜているうちにすぐ減ってしまうので,太いチューブなのにいつもお腹がへこんでいました.

「じゃあ,おもちゃ箱に手をいれてごらん.」

四葉がブリキ缶のおもちゃ箱に手を突っ込むと,中からドワーフのお家のミニチュアが出てきました.お家のなかではちょうどみんな夕食の席に着いたところで,お姫さまは少し腹ぺこそうに見えました.

「ありがとう! わたし,これ欲しかったの.」

こうしてすてきな連想をするたびに四葉のおもちゃが増えてゆくのが連想ゲームの楽しみでした.

四葉は連想にいろんな決まりごとがあるのを学びました.名前の似ているもの,見た目の似ているものは近いものであると言えました.お話と関係のあるものは連想しやすいことにも気がつきました.また,つくりの似ているものは近いものでした.例えばルビーとサファイアはとても似ているということを兄から教わりました.だけど,これは四葉にはまだよく判りませんでした.

この決まりごとはあちらを立てればこちらが立たずというものでしたが,ともかく兄の言葉に導かれてそのときその場でぴたりと当てはまるものが正解となりました.それが自分と兄だけにしか判らない秘密の答えだと感じられるのもまた四葉には嬉しいことでした.

3.賢者の石と二人の結婚式

四葉がたくさんの連想をして,たくさんのミニチュアを手に入れた頃,「今日はひとつ,応用をしよう」と兄は一つの石ころを取り出して言いました.

「これは賢者の石といって,物質を黄金に変えることができるんだよ.」

兄は石をブリキ缶にほうり込みました.すると『ブリキ缶』の中は『キンカン』のお酒で一杯になりました.

「さあ,四葉も同じようにやってごらん.」

四葉は石を片手に自分の戸棚を覗き込み,魔法の力を試してゆきました.

「てんてんてまり,高く飛べ,」

四葉が唄うと,紅色の鞠は金のまりへと姿を変えました.金のまりといえばカエルの王子さまのお話です.四葉はエプロンドレスをプラチナのウェディングドレスに変えました.ローズマリーのハーブをマリーゴールドのブーケに変えました.麦わら帽はブロンドのウィッグと錦のヴェール,そのようにしておよめさんごっこに必要なものを揃えました.王子さまの代わりに兄が四葉と手を繋いでくれました.金のまりを転がせば,金糸の刺繍の赤じゅうたん,バージンロードの両側に,おもちゃ戸棚の参列者.祝福を受けて歩く二人の行く手には純白の扉がありました,どちらからともなく頷き合った二人が扉を開くと,強い風が吹き込んで,小さな四葉は飛ばされそうになりました.けれども四葉はヴェールをおさえ,兄の手を強く握って,風に負けないように力ある足取りで扉をくぐり抜けました.

そこは,よく晴れた春の柔らかな光に秋の黄金が波打つ不思議な光景でした.四葉はどこか神聖な心持で兄とともに金色の野を歩いてゆきました.兄が手にしたブリキ缶から金柑酒があふれ出して,あたりに甘酸っぱく香る小川を作りました.兄は一株の二輪草を手にとって,双子の花をキンポウゲの指輪に変えました.四葉と兄が互いの指輪を交換し,再び手と手を取り合ったとき,四葉は空に何か大きな鳥が現れたように感じました.見上げると,月のまるい影が太陽を隠してゆくのが見えました.

「なにも心配することはないんだよ.いつだって僕が手を繋いでいるから.」

月の影がすべて太陽にはまったとき,天は星をちりばめて光のリングを浮かべました.

    金烏玉兎(きんうぎょくと)の仲人は
    キンカンいろの金環蝕
    二人の指輪は二輪草
    天にかざせばこがね色

兄が婚儀の歌を唄い終えた後,二人は乾杯をしました. そのとき四葉も少しだけお酒をいただきました.

それは,太陽と月と星とが一緒になった,昼だか夜だか判らないわずかな間のお話でした.四葉の体はぽかぽかとして,兄と結んだ手はよりいっそう温かく,四葉は次第に眠くなってきました.すると,どこからかまた鐘を打つ音が聞こえてきました.九つ,十,十一,と四葉は鐘の音を数えていたことをぼんやりと思い出しました.

そして,時計が十二の鐘を打ち終わる頃,四葉は幸せな眠りへと落ちてゆきました.

(終)

第十夜 顔をあわせれば喧嘩

dragon

結局のところ,四葉探索隊はラッパの目と耳が頼りでした.
山中から四葉の声が聞こえたという彼の言葉に従ってみると,
そこは竜の住む洞窟でした.

「やいやい,四葉さんをどこへやった.
 四葉さんに何かあったらただじゃおかねぇぞ!」

「ゴーーーッ.」

「この,火ぃ吹きやがったな!」

「ゴーーーッ.」

「親分ひとりで大丈夫ですかね.」

「こんなときのためのアイツだろ,ほっとけ.
 それよりちゃんと見ててくれよ.」

「はい,えーと,あっ,あの竜,泣いてますよ?」

「ゴーーーッ.(わたしが四葉よ!)」

(Zaurus MI-E21 + PrismPocket, 2003/8/9)

第九夜 帰り道

かえりみち

旦那さんの案内で,四葉は帰途につきました.

「こういっちゃあなんですが,よく受け継いでくださいましたね.」

「だって,王様がとっても可哀想に見えたの.」

「そうですかい.しかし,王様っていうのは見た目が商売ですからね.」

「どういうことですか.」

「それはときどき綺麗ですがね,
 きっと姫様のお役には立たない,っていう意味ですよ.」

(Zaurus MI-E21 + PrismPocket, 2003/7/17)

第八夜 天輪儀

鼠の宝

「わたし,王様になんてなれやしないわ.」

「王様になるのは,けして難しいことではありません.
 ですが,貴方にしか出来ないことなのです.
 四葉さまは四葉さまのままでいてください.
 我らとしてはただ,
 貴方がこの鼠の宝をお持ちになればそれでよいのです.」

そう言って,王は闇色のビードロを投げました.

「これは天輪儀.裏表ある星影の,裏面だけを張り合わせた手鞠です.」

天輪儀のつるつるとした表面は闇を映し出して,
日や月が描く輪をさかさまに,光のない輪を幾重にも放ちます.
輪がぐるぐると回るのを見ていると,一度だけ天輪儀の中が透き通って,
いつもの夜空の星影が,そこに瞬いているような気がしました.

「なにぶん地の底なので垢抜けないものですが,
 きっと貴方の旅のお役に立ちます.
 さあ,これを持ってお帰りください.」

(Zaurus MI-E21 + PrismPocket, 2003/5/6)

第七夜 王位継承

王様

ネノクニの王は,四葉がこれまで出会った中で最もちいさな鼠でした.
王は重い病に伏せっており,手足は痩せ,お腹だけが風船のように膨れ,
このかわいそうな鼠が王様であることは,
立派な王冠をかぶっているお陰でかろうじて想像することができました.

「四葉さま,貴方をさらって来たことには深いわけがあるのです.
 私の体はこんなに小さくなって,もうこの国はおしまいです.
 ここは世界の因るところ,夜はここより生まれます.
 ここはおしまいの国.一日の終わりの国,明日の始まりの国.
 おしまいの国がおしまいになれば,この世の本当のおしまいです.
 だからどうか,貴方がネノクニを受け継いでください.」

(Zaurus MI-E21 + PrismPocket, 2003/5/5)

第六夜 ネノネノコモネルネノコクノクニ

ねずみ旦那

今日は一本釣りの旦那が何本も使う大仕掛けでした.
獲物は人間の女の子です.

遠い地層の彼方で釣り糸に力がかかると,
子分どもが勢いよく糸を曳きました.

落ちてきたのはたいそう可愛らしいお姫様でした.
泣いているお姫様の顔を,旦那はやわらかいお腹で拭いてやりながら言いました.

「怖かったかもしれませんが,お怪我はないでしょう?
 あっしは一本釣りの旦那.危険な投網は使いません.」

四葉が自分の体を調べると,たしかにどこにも痛いところはありませんでした.

「どうもありがとう,旦那さん.」
「いやいや,今日のあっしは姫様をさらうのが仕事.お礼を言っちゃいけません.」
「それじゃあ,ここはどこですか.」
「世界の根元の大鼠,その子の創ったネノネノクニ.
 根の子の子も寝る子の刻の国,つづめてネノクニと申します.」

(Zaurus MI-E21 + PrismPocket, 2003/4/12)

第五夜 鼠の浄土

joudo

目が覚めたとき,四葉は暗い穴の中を落ちていました.

釣り糸を曳くのは船鼠の群れです.
不始末をしたデッキのようにぬめりけのある斜面を
うねったりひねったり恐ろしい速度で駆け抜けるものですから,
四葉のほうは命がいくつあっても足りませんでした.

(Zaurus MI-E21 + PrismPocket, 2003/4/8)

第四夜 置き手紙

odawara

釣り針は手紙を残してゆきました.記された地霊文字は次のように読めます.

”四葉さまをわれらの姫としてお迎えした.
                      ネノクニの王”

「お前ら,ふざけとる場合か.
 ネノクニだかウシノクニだか知らねぇが,さっさと助けにゆくぞ.」

オオヤリはああ見えて,ひと突きで牛も倒せるのです.

(Zaurus MI-E21 + PrismPocket, 2003/4/8)

第二夜 喧嘩の日

ame

水たまりの向こうの国から,釣り針が四葉を攫おうとしています.
(きっと童話に出てくるウラガリ国の針です.)

いつもならオオヤリコヤリが命をかけて守りますが,
彼らとはさっき喧嘩をしてしまいました.

(Zaurus MI-E21 + PrismPocket, 2003/4/5)