「星虫」(岩本隆明・小説)を読んで、一時期は宇宙関係の仕事に就こうかと思いました。三ヶ月で気が変わりましたが、今でも機会があれば、とは思っています。
「オネアミスの翼」(映画)もはずせない作品ですね。
空へ、宇宙へ、遠い遠い未知の世界へという気持ちは「ネプチューン」(新井素子・小説)や「MISSING GATE」(米村孝一郎・漫画)も同じ。
妖精たちは人間とは異なる独自の倫理観と世界観を持っています。普段、僕の目で見ても気づかない大切なことを、妖精の目を持つ彼らは教えてくれます。
「妖精族のむすめ」(ロード・ダンセイニ・小説)短編集ですが、その表題作である妖精族のむすめが一番好きです。「妖精事件」(高河ゆん・漫画)は現代日本を舞台に再構成された西洋妖精物語。高河ゆんは人間にして妖精の目も持っています。連載再開万歳!!
なぜだかどれも水の話です。「夜叉ヶ池」(泉鏡花・小説)人間の方がよほど魑魅魍魎よりもおぞましいことをするという話。そんなとき救いとなるのは本家本元妖怪達の純粋さです。
「送り雛は瑠璃色の」(思緒雄二・ゲームブック)&「闇の中のオレンジ」(天沢退二郎・小説)は少年期に多くの人が遭遇しているはずだけれども、みな忘れてしまっているような、そんな不思議や恐怖を思い出させてくれます。昭和以降の日本におけるファンタジーとはこういうものだと思います。
近頃ではヤングアダルト向けのファンタジーなんて言い方もされますが、ファンタジーらしいのは少ないなぁと感じます。小野不由美さんの「十二国記」シリーズや荻原規子さんの(空色)勾玉シリーズがいいと思います。闇の中のオレンジもね。どれも小説です。
もはや聊斎志異などを読む気力はありませんが、なにか不思議なことが起こって、そのままオチもなく終わってしまうような話は好きです。「アジア変幻記」シリーズ(坂田靖子・漫画)
アジアとは関係ないけど「第三半球物語」(稲垣足穂・小説)も。
必ずよい道連れがいるんだよと教えてくれるのが「AQUARIUM」
でもどうしても一人で航海を続けるしかないという人種もいるのだと教え、励ましてくれるのが「PapaToldMe」(榛野なな恵・漫画)
長野まゆみ氏の世界。少年少女達のみずみずしい魂の交感をセピア色で描き出すような様がいいです。一番好きな作家です。
ZABADAK/フリッパーズ・ギター/ハイ・ポジ/遊佐未森/小沢健二/カジ・ヒデキ/ALI PROJECT/松浦有希/PSY・S
ファイブスター物語(永野護・超漫画)も読んでいるとどういう訳か、格好良い音楽を聴いているような感じがしますね。
ついに独立項になりましたが、石崎真信さんという方の個人サークルです。
極東華房はいままでで一番読み返した漫画かも知れない。読んでいると非常に幸せになれます。
なんだかつらつら併記するようなことも無いけど好きなものたち。茅田砂胡・神月摩由璃・中勘助・竹本泉・高橋なの・東城和美・川原泉・加藤洋之&後藤啓介・「ミラクルガールズ」と「ようこそようこ」(いずれも良くできたファンタジーアニメです。)・etc,etc,etc.... p>