Scene 3  Scene 4

『鳶の丘村』地図
Scene 2   水・魔
水は死人を陸から海へ、来るべき帰る日のため。

マスター:次の朝になります。

キサナ:わたしは昨日のことで、眠れぬ夜を過ごしました。

マスター:えーと、キサナくん、父親の名前は?

キサナ:ガウス。

ガウス:「おい、キサナ。起きたか~。」

キサナ:「はいっ。」

ガウス:「昨日は・・よく眠れたのか?」

キサナ:目の下に隈をつくって、「はい、よく眠れました!」(笑)

ガウス:「ちょっとな、木賊屋敷にお使いに行ってほしいのだが。」

キサナ:「なんだい?おとうさん。」

マスター:ちなみに、帰翠会についてはもうキサナのやるようなことは終わっていて、いまはちょっとヒマです。帰翠祭の晩は、先祖を迎えるために緑色のロウソクを家ごとにともすことになっているのですが、それを準備しているのは木賊屋敷の老夫婦なんですよ。というわけで、

ガウス:「ロウソクをもらってきてくれんか。」

キサナ:「ああ、わかったよ。じゃあ、いってくる。」

マスター:一方、エリュオンの家。父親のレウが同じようなことをいいます。

レウ:「おい、エリュオン!」

エリュオン:「あ、とうさん。おはよう。」

レウ:「帰翠祭のロウソクをな、木賊屋敷にもらいに行ってくれや。」

エリュオン:「ああ、いいよ。毎年のことだね。」

《道中、キサナとエリュオンの二人は出会う。》

キサナ:「(眠そうな声で)あ、おはよう、エリュオン。」

エリュオン:「やぁ、キサナ。なんだか眠そうだね。」

キサナ:「いや、ちょっと考えごとをしていたら、もう朝になっちゃって。」

オルビス:じゃあ、私は川原を散歩していたということで。

マスター:木賊屋敷へ向かう道は川原に面しています。キサナとエリュオンは向こうにオルビスさんがいることに気付きます。

オルビス:「おやおや、お二人さん。」

キサナ:「おはよう。」

エリュオン:「散歩ですか?」

オルビス:「朝の散歩は日課にしているからな。これからどこに行くんだい?」

エリュオン:「木賊屋敷に緑のロウソクをもらいに行くのさ。」

オルビス:「ふ~ん。」

キサナ:私はその横で、何となくオルビスさんに話したいことがあるような感じで、じ~っと見つめる。

オルビス:察知した。「おや、何か言いたいことがあるのかな?」

キサナ:「い、いや、なんでもないんだよ。」

オルビス:そうだな。「何処何処にいるから」って、いつも居る場所を教える。「何かあったら、来なさい。」

キサナ:「分かった。」

マスター:一方、木賊屋敷のセレーグは、サムシュ爺さんとヨウタ婆さんが、縁側に幾本ものロウソクを並べているのを目にします。側にいれば、二人がなにか話しているのが聞こえてきます。

セレーグ:ぼんやりと聞いていよう。

ヨウタ:「そういえばねぇ、おとうさん。よくミャアさんがこのロウソクにじゃれついて、何本もだめにしてしまいましたねぇ。」

サムシュ:「ミャアか。そうだなぁ、わしらは、ミャアをもう一人の娘のように思っておったに。生きてるならかえってきてほしいのぉ。」

マスター:その後ろでは、リィタがなにか仕事をしているね。

セレーグ:昨日のことがあるので、なんとなく不思議そうな顔をして彼女を見ている。

マスター:彼女の顔をうかがうと、なんだか悲しそうな感じで、立ち上がって、すっと向こうへ歩いていきました。

セレーグ:気になるので、私も立ち上がって、ついて行こう。

マスター:立ち上がったときサムシュが、

サムシュ:「リィタや。すこし顔色がわるいんじゃないか?・・・あまり無理をしてはいけないよ。」

マスター:と、向こうへ声をかけました。・・さて、セレーグが少し後からついて行くと、彼女は裏庭へ出ました。そこにたたずんで、木々をながめているようです。

セレーグ:後ろから近づいていってみようか。

マスター:彼女は振り向く。

セレーグ:「どうしたんですか。なにか、ここ二、三日元気がないような感じですが。」

リィタ:「あっ。そうみえましたか、ごめんなさい。お客様にご心配をかけてしまって・・・。」

セレーグ:「いえ。いや、しかし・・・。」

リィタ:「・・・なんでもないんですよ。」

セレーグ:「そうですか。いや、私はこの村のものではないし、ここに長く留まるつもりもありませんから、逆にそういう相手にこそ、相談しやすいということもあるのかも知れませんし・・。なにか、本当に困ったことでもあるのでしたら、話したくなったときでいいですから話してください。」といって、その場を去って行く。

マスター:彼女はさみしそうに笑います。

  ・・・同じころ、キサナとエリュオンが屋敷に着きました。

キサナ:目でリィタを探しながら、屋敷内に入ります。

サムシュ:「おお、ひさしぶりだねぇ、キサナにエリュオン。」

キサナ:「ああ、お久しぶりです、サムシュさん。えっと、帰翠祭のロウソクをまたもらいに来ました。」

サムシュ:「どこじゃったかのう、ライレーン(キサナの姓)のところのは・・。」と探している。

マスター:すると、リィタもセレーグについて縁側に戻ってきます。キサナはリィタを見るけれど、昨日のように不思議に大人びた感じはしませんよ。

リィタ:「まぁ、キサナ。ひさしぶりね。」

キサナ:「久しぶりって・・・昨日会ったじゃないか。」

リィタ:「えっ、いつ頃?」

キサナ:「夕方。昨日の陽が落ちるときに、十字路で会ったじゃないか。ねぇ、エリュオン。」

エリュオン:「えっ?」

マスター:彼女は、はっと顔色を変えて、セレーグの方を見ます。

リィタ:「あ、そんな・・ところにはいないわ・・。」

セレーグ:「そうなのかい?キサナくん。しかし、リィタはそのころ、香り草を取りに鳶の丘の方へ行っていたんだぞ。オルビスさんも一緒だったし。」

キサナ:「そんな馬鹿な・・。」といって、黙り込みます。

エリュオン:僕は不思議そうな顔をしているよ。(笑)もう、用も終わったし。帰りましょうか。

セレーグ:私は川原へ散歩に出かけて、昨日の晩、川原で見た出来事に触発されて思い出した、アウル・アエンダの歌を詠っています。

マスター:そうしていると、霊感が湧いてきて、あなたは緑色のイメージを受けます。

セレーグ:ひょ~、メディートだ、メディートだ!(注3)

キサナ:私は、ロウソクを家に届けてから、オルビスさんのところへ相談に行きます。

オルビス:私は昼間は、山の麓の庵のところにいて、彫刻を彫っている。

キサナ:しばらくたたずんでから、

 「・・・オルビスさん、相談に乗ってくれないかい?」 

オルビス:「ん、何だい?」

キサナ:「最近オルビスさん、リィタに会った?」

オルビス:「そうだな、昨日の夕方かな?」

キサナ:「昨日の夕方って、夕日の落ちるころ?」

オルビス:「鳶の丘に、なんとかっていう草を取りに行っていたな。」

キサナ:「ねぇ、その時なんだか、リィタに変なことがなかった?」

オルビス:「変なことは・・・う~ん、変わったことといえば、そうだなあ、ちょっと、彼女は崖から落ちたんだが、別になんともなかったんだ。まぁ、そうないことではないし、彼女は身が軽そうだから・・・。」

キサナ:「それは不思議に思います。実は僕も昨日、リィタにあったんだよ。夕日が落ちるころ川の十字路で・・。」

 といって、昨日であったときのことを話す。ついでに五年前の出来事も。

 「・・・僕なんか不安なんだ。・・リィタに何か起こりそうで、なにも起こらないよね?オルビスさん!」

オルビス:彫刻を彫りながら、「表面上変わったとしても、彼女の本質はきっと変わってないよ。」

キサナ:「・・・実は僕はね、小さいころからリィタに守ってもらっていたんだ。でも僕は、いまじゃリィタを守ってやりたいんだ。僕、守れるかな?」(あ~、こういうセリフを照れずにしゃべるのはしんどいぞ!)

オルビス:「それはね・・・キサナの『守りたい』という心が強ければ彼女を守れるはずだよ。いつもいつも彼女の・・リィタのことを気にして、彼女を守ってやりたいと思って・・・。」

キサナ:しばらく黙ってから、「うん、そうだよね、きっとそうだよね。ありがとうオルビスさん。」といって、庵を出る。

 (はぁ、これ以上しゃべるとボロが出る。(笑))

オルビス:庵からは 「かん、かん」 と悲しげな音が聞こえてくる。

キサナ:う~ん。

セレーグ:よう考えたら私、この村ではすげえヒマ人だよな。

エリュオン:ハハハハ、今頃気づいたかぁ!(笑)私は農作業の手伝いが。

キサナ:僕は帰って、カジの手伝いだ。

セレーグ:カジの手伝いというと、炊事洗濯みたいですなあ。

マスター:あれ、違うんですか?

キサナ:鍛冶屋だから鍛冶の手伝いですよ。

マスター:家事かと思ってた・・・。(笑)

マスター:つれづれにしていると、日が暮れてしまいます。陽の沈む直前から、雨が降り始めます。皆さん、なにをしていますか?

オルビス:家に戻ってます。

エリュオン:家で農具の手入れでもしますか。

キサナ:家でお父さんの手伝い。

セレーグ:武器の手入れをしています。

マスター:それから一刻くらいたって、外は真っ暗になってしまいます。セレーグさんが、お茶でも飲みに居間に来ていると、少し雨で濡れたような感じのリィタが廊下を通るのに気づきます。

セレーグ:「あ、雨に降られたんですか?」

リィタ:「え、ええ。ちょっと、丘のほうまで行ってたら・・・そこでふられてしまいまして・・・。」

セレーグ:「早く体を拭いておかないと、風邪を引きますよ。」

リィタ:「ええ、ありがとう・・。」

キサナ:う~ん、水死と関係あるのかな?(とつぶやく。)

マスター:はあ、なんのことですかな?

マスター:さて、キサナくん、村人がみな眠りにつこうとするくらいの時刻、家に男が駆け込んでくる。

村の男:「大変だ、タランが川で溺れた!」

ガウス:「なんだって!・・すぐ行く。」

マスター:タランというのは村の青年です。

キサナ:急いで用意をして、「どこで溺れたんだ!」ときいて、そこへ向かう。

ガウス:「行くな。子供は家で待ってろ。」

キサナ:「僕はもう子供じゃないよ!!」

ガウス:「・・! お前はもう大人だ・・・すまなかった。」

マスター:エリュオン、オルビスのところにも同じ知らせが来ます。

エリュオン:父さんと一緒に参りますか。(私は父親にそんなことは言われない。(笑))

オルビス:アリオス夫妻(オルビスの居候先)には「私が行ってきますから。」と言って、行く。

マスター:木賊屋敷のほうにも少し遅れて知らせが入って、サムシュ爺さんが行こうとしますが。

セレーグ:「私もご一緒しましょう。」といって、ついて行く。

『鳶の丘村』地図 A地点にて。

マスター:川岸は村人でいっぱいです。タランの妻のオデリアが、今はもう冷たくなったタランの体の上で泣き伏しています。事情を聞くと、タランが遅くなっても帰らないので探しに行ったらこのざまだったということらしいです。仕事帰りだったはずですが、偶然なのか彼の姿を見かけたものはいませんでした。彼は別段泳ぎが不得意だったとかいうことはないのですが、見つけられたときには水草に絡まって、川面を漂っていたということです。

セレーグ:川はどんな川?

マスター:川幅は20メートルくらい、流れは急です。

オルビス:何かの不注意で、溺れることがないでもない?

マスター:ええ。

 さて、若衆組の長、バスオが、

バスオ:「これは、剣士さま。わざわざこんなところまで。」

セレーグ:「いえいえ。」

バスオ:「・・・しかし、タランがこんなことになるなどと・・。」

セレーグ:ちょっと、タランの死体を見てみます。水難事故にあった死体には詳しいですからね。

マスター:注意深いあなたなら気づくでしょうね。タランの首筋には、きつく手で締められたような痕があります。

オルビス:私はセレーグを見ています。彼が何者であるか掴もうとしているから・・・立場上ね、一応。(追手かもしれないから。)で、さりげなく、死体をのぞき込む。さりげなく、本当にさりげなく。(笑)

マスター:では、同じことが分かる。

セレーグ:はっと、オルビスさんに目を止めて、

 「オルビスさん、どう思う?」

オルビス:「う~ん、私にはただの水死体にしか見えないが。溺れて死んだんじゃないのかい?」

キサナ:とぼける、とぼけるぅ~~。

セレーグ:バスオとサムシュを呼んで、小声で、

 「このタランという人ですが・・溺れて死んだのではなさそうですよ・・。」

バスオ:「えっ、なんですって。」

セレーグ:「首に絞められた痕があります。」

バスオ:「じゃあ、誰かに殺されたというのか?」

セレーグ:「村の人かどうか分かりませんが。」

バスオ:「しかし、村以外の者がこのあたりに・・・?」

セレーグ:「誰かと喧嘩をしていたとかそういうことはないのですか?」

バスオ:「いや、そんなことはない。私が保証する。」

セレーグ:「う~ん、じゃあ、こういう川辺で人を襲うような妖魔のようなものはいないのですか?」

マスター:すると誰かが、

 「水魔だ、水魔の仕業にちげえねぇ。」

セレーグ:そういう伝説みたいなのがあるわけ?

マスター:ええ、そのようです。

サムシュ:「水魔か。たしかにそうかもしれん。だとすればわしらでは始末におえん。・・・セレーグどの、まことに申しわけないのじゃが・・・あなたの手をお借りできないものでしょうか。」

セレーグ:「確かに、また村人が襲われるようでは困りますし・・・。分かりました、いいでしょう。長いことお世話になったお礼もありますし。」

マスター:水魔については伝承に語られているだけで、村人が知ってる限りでは出現したことはないそうです。内容は、夏ごろに現れて、子供の足を引っ張って溺れさせるとか、そんな感じ。大人が襲われるという話はないようです。

セレーグ:「首の件は伏せておいた方がいいでしょうね。」

バスオ:「その方がいいだろう。」

オルビス:さりげなく首筋が村人から見えないように隠して、死体を運ぼう。

マスター:さて、それ以上なにもなければ、深夜に時間を進めます。この夜、少年は夢を見ます。他の人はちゃんと夢見ロール。(注4)

セレーグ:私だけ見たようですね。わっ、悲しんだぁ!(「悲しみ」の感情が5上昇。)もうじき激情・・・。兄たちの冷たさを思い出した。

マスター:では、少年の夢。こんなのです。
「黒い犬が村人を追い回している。もう何人かがその鋭い牙の餌食となっているようだ。 ……やがて村人は反撃にうつり、犬に幾本もの槍を投げつけようとする。君はなぜかその犬を殺してはいけないような気がして彼らを止めようとするが間に合わず、その三角形の穂先は犬に突き刺さった。そのときその傷口からは七色の血しぶきが飛び散り、それは同じ色をした幾匹もの蝶へと変わる。……そして最後にすべてが消え、無だけがそこに残っていた。」
 この夢によって、《三角(逆)》《犬(逆)》《蝶》《混じり合うすべての色》《黒》《無色》のイメージを受けます。(注5)あと、感情を任意に二つ上げてください。

キサナ:「悲しみ」と、「怒り」。

マスター:1d3上げてください。

キサナ:「悲しみ」3ポイント、「怒り」2ポイント。

エリュオン:順調ですね。(笑)

キサナ:どこがっ!(笑)この悪友エリュオンがぁ。

マスター:では、翌日になります。

(注3)
 “幽かなるメディート”は、月や霊魂、植物を司る女性神です。セレーグが反応したのは、彼女の象徴色が《緑》だからです。
(注4)
 夜毎に夢を見る確率は種族によって定められています。夢を見ると感情値が上昇したり、魔法カードを獲得したりすることができますが、そのかわり、その夜は体力を回復することができません。
(注5)
 これはB-Roads的な手法です。霊的な夢で与えられたイメージを解釈することによって、シナリオを解くヒントとさせるものです。
 ここで出てきたイメージはそれぞれ
 《三角(逆)》:狂気
 《犬(逆)》:敵・憎悪
 《蝶》:定まらぬ心・分裂する心
 《混じり合うすべての色》:混沌・混乱・変成
 《黒》:破壊と創造・試行錯誤・急激な変化
 《無色》:偶然と混じりあう必然・運命
 ・・・といったものを象徴します。単純に考えても、不吉な夢であることが分かります。
 実のところ、この夢の解釈は難しすぎて、あまりヒントとなるものではありませんでした。



Scene 3   探索
ひとすじの砂の水辺。
陸と水、生と死を隔てるのはそんな曖昧なものでしかない。


セレーグ:私はまず、オルビスのいる家を尋ねて行きましょう。「ちょっと話があるんですが、いいでしょうか?」

オルビス:「ここではまずいんですか?・・いや、村の外へ行きますか。」

セレーグ:歩きながら、「昨日のあれ、どう思いますか?」

オルビス:「昨日の、というと水死体のことですか?」

セレーグ:「ええ。」

オルビス:「う~ん、確かにおかしな水死体でしたね。」

セレーグ:「貴方も気付いたでしょう?」

オルビス:「・・・あんないい若者が死ぬなんておかしいですね・・。」

セレーグ:「べつに、私は貴方を疑ってるわけではないですから、私の前では警戒しないでもいいですよ。」

オルビス:「水魔がいるんじゃないのかい。」とか言って、村人になりきっている。(笑)

キサナ:僕もオルビスさんのことを見抜いているから、頼りにしてるんだよ。(笑)

セレーグ:「貴方、本当は、ちゃんと気付いていたんでしょう?首筋の傷のことを。」

オルビス:「水魔に襲われた人はそんな傷がつくんじゃないのかい・・・?」

セレーグ:「貴方がなにを隠したがってるのかは知らないが、なぜ、そんなに自分の有能さを隠そうとするのですか?」

オルビス:「村には村のしきたりがあるんですよ。」(笑)

マスター:(完全に話がそれとるな。)

オルビス:いや、妙に外堀から攻めてくるから、埋めないようにしているだけだよ。

セレーグ:「しかしあなたはどこかしらわたしと同じような匂いを持っている人だと思うのですが。あなたにこの村にずっととどまる気があるとはちょっとわたしには思えないのですが。」

オルビス:「あなたはなにが言いたいのです。」

セレーグ:「いえ、わたしはあなたがこの村の人とは違う考え方をしてくれるのではないかと思ったので、それであなたの有能さというものがこの事件を解決するに何か助けになるのではないかと思ったから。」

オルビス:「有能っていうのは何か勘違いをしてるのではないでしょうか。わたしはただの村人ですよ。でも、あなたが協力してくれといわれるのならわたしは村人の一員として協力しますけど。」

キサナ:うーんとぼけるとぼける、狸と狐の化かしあい

セレーグ:別に私は化かすつもりはこれっぽっちも。

オルビス:「確かにわたしも水魔は見たことがありませんから。ほんとにいるのかどうか分かりませんけど。」

セレーグ:「水魔か。そんな単純なものだったらいいんですけどね。とりあえず何か気づいたことがあったらわたしに話してください。」

オルビス:「川の見回りでもするんですか。」

セレーグ:「一応それはするつもりですが。」

オルビス:「じゃあ、あなたが呼んでいただければわたしも一緒に見回りしましょう。一人では危険かも知れません。いや、あなたの腕なら大丈夫ですか。」

セレーグ:「いや、わたしももう一人いてくれた方がありがたいと思いますし。」では、帰ろう。夕方ごろから見回りに行くので、今は屋敷で休息します。

キサナ:主人公、悩め、悩めっていわれてるみたい・・。

マスター:ははははは。

キサナ:悩むな、いう方が変やぞ。・・・主人公ってこんなに苦しいものやってんな。(笑)

エリュオン:今ごろ気づきましたか。(笑)

ガウス:「キサナ、今日は川のほうへ行ってはいかんぞ。」

キサナ:父親にうそは言いたくないし、かといって、気になって行かないわけにはいきそうもないので、沈黙で答える。

マスター:夕方ごろ、またにわかに空が曇り、雨が降り出します。

セレーグ:私はあまりそういうのは気にしないので、出ていきますよ。

キサナ:僕も夕食が終わったら出て行くよ。ばれないように。

エリュオン:キサナの家へ行こうとするけど。

マスター:じゃあ、こっそり隠れるように歩いているキサナを見つけた。

エリュオン:「あっ、キサナ。」

キサナ:「あ、エリュオン・・・。」

エリュオン:「今、おまえの家へ行こうとしてたんだけど。どこいくんだ?」

キサナ:「いや・・別になんでもないよ。」

エリュオン:「そうか・・・いや、最近なんかお前らしくないような感じが・・・。」

キサナ:「そんなことはないよ。いつも俺は俺だぜ。」

エリュオン:「最近物思いにふけっているような感じが。何か、考えごとでもあるのか?」

キサナ:では、二日前リィタを見た話をしよう。

エリュオン:「不思議な話だなぁ。でもお前が見たというんだから見たんだろうな。」

キサナ:「でも、それと同じころ、剣士さまと、オルビスさんがリィタと一緒に鳶の丘に行ったというんだ。」

《・・という感じで、キサナと、エリュオンはここで情報交換を済ましておくことにした。》

キサナ:「それで、五年前リィタが流されたことと、昨日タランさんが溺れたことと・・・何か関係があるような気がして、川原へ行こうと思ったんだ。」

エリュオン:「一週間前にあの剣の事件もあったし、最近ちょっと、事件が多すぎるようだね・・・。とにかく俺も一緒についていく。」

マスター:セレーグはオルビスを誘って川原へ出てるんですよね?すると、村から来る道のほうから、キサナとエリュオンがやってきます。

セレーグ:「おや、どうしたんだろう。・・・オルビスさん、村人の一人として、あれはどうした方がいいと思いますか?」

オルビス:「川に近付かせるわけにはいかんでしょう。」

 彼らを呼び止めて、「どこに行くんだ?」

キサナ:「あ、オルビスさん。・・え、あの、その、川原へ。」

オルビス:「川原は危ないよ、もどらなきゃ。」

キサナ:「何となく気になるんです、あの川原が。」

オルビス:「大丈夫だよ、川原のほうは、私とセレーグ殿で見に行くから。お父さんも心配しているよ。」

キサナ:「でも、不安なんです。前に話したとおり。」

オルビス:「そのことは私が何とかしてあげるよ。」

キサナ:「でも僕が守らなきゃいけないんじゃないんですか?」

オルビス:「しかし川には恐ろしい化け物がいるんだよ。」

セレーグ:本当にそんなこというんですか。

オルビス:だって、村人は信じてるんだから。(笑)

セレーグ:「キサナくん、何かそんなに気になることでもあるのかい。」

キサナ:じっと、すがるような目つき。

セレーグ:「まぁ、いいだろう。君がそんなに気になるというのなら。私も初陣は十五の時だったよ。」

マスター:(なんじゃそりゃ?)

キサナ:いきなりそっちに来るか。(笑)

オルビス:私は十五で故郷を失ったよ。(笑)

エリュオン:私は十五で畑をもらいましたよ。(笑)

セレーグ:「子供が本当に大人になるには、何かのきっかけがいるのかもしれんしな。ここは我々もいることだし、ついてきてもいいよ。」

キサナ:「ありがとうございます。」

オルビス:「セレーグ殿がそうおっしゃるなら。」彼は村を救った英雄だからな。(笑)

マスター:雨はさらさらと降っています。オルビスさん、川原を歩いていると、地面から強力な霊力を感じました。何か埋まっているような。

キサナ:あ、やっぱり。

オルビス:ふと立ち止まって・・・(いや、しかし、今掘り出すとただ者じゃないことがバレてしまうからな・・・。)

エリュオン:「え、なにか見つけたんですか?」

オルビス:「川原に何か見えなかったかな、いや、幻覚だったのかな・・・。」とかいって、ごまかしている。

マスター:・・・それでは次、も少し歩いてくと、キサナくん、川原に何か落ちています。

キサナ:「なんだろう。」と拾う。

マスター:女物の髪飾りです。

キサナ:見覚えある~?(泣)

マスター:うん♪ リィタが成人の時にもらったものですよ。

キサナ:るるぅ~(泣)プレイヤーにはすでに予測がついているが、キャラクターには分からない~。

セレーグ:「どうしたんだい、キサナくん?」

キサナ:「いえ、これはリィタが成人の際もらったものです。・・・どうしてだろう、まさかリィタも川原に出ているのかな?」

オルビス:「エリュオンと二人で、リィタが家にいるかどうか見てきてくれるかな?川原は私とセレーグさんで見て回るから。」

キサナ:「お願いします。」といって、すたたたたったった。

マスター:では、まずリィタのほうから。屋敷についた。

キサナ:「サムシュさん、リィタ、家にいますか?」

サムシュ:「こんな夜更けに・・・リィタはいるが、なんかようかの?」

キサナ:「ちょっと、これを拾ったんで。」・・・どこで拾った、とは言えないなあ。

サムシュ:「おや、たしかに今日はつけてなかったのお。どこで拾ったのだい。」

キサナ:痛い質問だなぁ・・・「川原で拾いました。」と言っちゃおう。

サムシュ:「そうかい、川原か・・・いやまためずらしいところに。」

キサナ:「ああっと、リィタいますか?」

サムシュ:「おおい、リィタ、リィタ・・・。」

マスター:すると向こうから足音がして、

リィタ:「まぁ、キサナ。いったい・・・どうしたの?」

キサナ:「無事に家にいたんだったらいいんだよ。これを、川原で拾ったんだ。」ええっと、冷静な会話はエリュオンにまかせるよ。

エリュオン:ところで、変な様子はない?

マスター:それをきいたら、はっと顔色を変えたような。

キサナ:僕、冷静じゃないから気づかない~。

エリュオン:体が濡れてるとかそういうのはないの?

マスター:その様子はありません。

エリュオン:ということは外には出てなかったようだな。

キサナ:「剣士さまと、オルビスさんと一緒に川原で拾ったんだけど、昨日、あんなことがあった後だったから、まさかと思ったんです。」

サムシュ:「いや、これは心配をかけたなあ。リィタもあやまりなさい。」

リィタ:「(か細い声で)ごめんなさい。」

キサナ:「別にリィタが謝ることじゃないよ。僕が勝手に心配しただけだから。」

エリュオン:「そうそう、キサナはなんだか心配性だなぁ。」


マスターより:
 オルビスが地面に埋まっている手がかりを掘り出そうとしないので、なかなか話が進まない。また、セレーグがオルビスの正体にこだわったので、さらにややこしくなった。この辺りから、脱線が表面化し、サブストーリー《オルビスとセレーグ》ともいうべきものが出来始めている・・・困ったものだ。
 ただ、FーRoadsのコンセプトともいえる「旅人たちの別れと再会」には、かなっているところが面白い。


オルビス:脈絡もなくいきなり川原、掘り出して、「なんだこれは。」じゃ、普通の村人としてはおかしいからな。(笑)

セレーグ:なにかしらいろんな素性を隠しているところが気になる。一応、正体を見極めようとしておきたい。その方が、後でPCとしては信用して行動できると思う。で、いきなり、オルビスの後ろで、短剣を抜いてみたりするよ。

《それから、ひともんちゃくあって・・・》

マスター:・・・ダイスで決めましょうか。(ころころ・・ありゃ。)オルビスさん、貴方はついついそれに反応してしまいました。

オルビス:しまった(笑)なんて私は未熟なんだとか思いながら、いや、ま。

セレーグ:「・・・失礼しました。貴方の腕を確かめてみたかったのです。」

オルビス:「おや、人が悪い。」(笑)

セレーグ:「これでかなり貴方を頼りにできると言うことが分かりましたよ。」(笑)

マスター:では、キサナとエリュオンは戻ってきた。

キサナ:リィタは無事だと伝えましょう。安心した表情で。

セレーグ:キサナとエリュオンはそろそろ家に帰して、オルビスと私は夜半過ぎまで見て回りましょう。

マスター:この夜、キサナとセレーグは夢を見ます。他の人は夢見ロール。

オルビス:見てしまった。(「哀れみ」1上昇。)

エリュオン:見ない。

マスター:二人の夢はこんな感じです。
キサナの夢
「……一面漆黒の闇の中、君の正面奥の方だけがぼんやりと光っている。人影が。一人の娘が悲痛の叫び声をあげている。ちょっとぼやけた感じをしていて、近づこうとすると同じだけ離れてゆく。
 『誰にも分からないわ、ダレニモワカラナイ……でも、だれか……たすけて。誰かこのどろどろした感じ、うけとめてよ!』」
セレーグの夢
「……一面漆黒の闇の中、君の正面奥の方だけがぼんやりと光っている。人影が。一人の娘がしくしくと泣いている。こうつぶやいている。
 『いったい……どうしたらいいの。……せめられるのがこわいの?……ううん、もうそんなのどうだっていい。でも……かみさま、真実をいう勇気をください……』」
マスター:セレーグとキサナは「やるせなさ」を1d6あげてください。

キサナ:5上がって6。

セレーグ:4上がって8だ。はじめは1だったのに、どんどんやるせなくなってゆく。

マスター:では翌日。

オルビス:早朝、なぜかいつもより早い時間に散歩をする。あわててたたたたたと、川原に向かう。「この辺りだったかな。」といって、掘る。

マスター:中から、青白い光を放つ、きれいな草履が二足。小さいので、子供のものでしょう。

オルビス:たららっらら~。

キサナ:草履だってさ。(笑)オルビスさんにはリィタの草履の話もしてますからね。

オルビス:とりあえず、草履を他のところに移すか。掘ったところはきれいにしておいて、山のところの庵に持って帰る。

マスター:青白い光はだんだん薄れていったやがて消えます。他の人は?

セレーグ:とりあえず朝御飯を食べて・・・。

キサナ:朝御飯・・・こんな夢見たらくえね~よ~。

《キサナとセレーグは川を一通り見回った後、リィタに会いにゆく。エリュオンはセレーグに会いにゆく。オルビスは山から川原のほうをながめている。》

オルビス:草履をどうしようかな・・・。どう、さりげなく草履が発見されるのか。(笑)


マスターより:
 キサナの夢は最終シーンで使う大ヒント。はじめてこのシナリオをやったときにはこれがなくて、主役のプレイヤーは大苦戦を強いられた。
 セレーグの夢はもともとエリュオンのためのものだったが、それまでの絡みからセレーグに見せてしまった。これは完全に裏目に出て、今後エリュオンはまったく動くことができなくなった。マスターの反省すべき所である。
 また、全員が情報の交換を終えていないので、プレイヤーには推測がついても、PCにはつかないので困っているようだ。そのチャンスをうかがいつつ話は核心へ向かってゆく。



Scene 4 社
社の司、黙して語らず。ただ・・。

《オルビスを除く三人は木賊屋敷に着いた。》

サムシュ:「おや、キサナ坊や。」

キサナ:「なんとなくリィタに会いたくなって。」

サムシュ:「おい、リィタ・・・(それに返事はなく)・・リィタなら奥におるんじゃないかの・・。」

キサナ:「じゃあ、あがっていっていいですか。」

《セレーグとエリュオンは庭に残りキサナは奥へ向かう。そこでキサナは奥庭に向かうリィタの姿を目の端にとらえた。》

キサナ:走って追いかけよう。

マスター:そちらは、森の奥の社に続く道があります。

キサナ:森は僕の友達さ。足音を忍ばせてついていってみよう。

マスター:どんどん、社に近づいてゆきます。ちなみに社は祖先の霊を祭る廟のようなところです。

 さて、茨の生け垣に囲まれた庭の真ん中に、3メートル四方の立方体にすっぽり納まるような木造の社があります。さて、キサナの胸のあたりが少し熱くなりますよ。

キサナ:え。

マスター:薔薇石英がぼうっと光っています。・・・さて、そちらの様子を垣間みるあなたは、そこにリィタともう一人少し大人びたリィタがいることに気づきます。

リィタ:「ねぇ、リィタちゃん。こんなことやめましょうよ。」

大人びたリィタ:「なんですって、ふん、あなた、自分の立場を理解していないようね。あなたが、いったい何の目的で私になりすましてるのかは知らないけど、そのこと、村の人にばらされたっていいの?それにやめてよね、そのリィタちゃんっていうの。」

リィタ:「ええ……いいわ。ばらしてもいいわ。だからともかく復讐なんてやめて。あのときはしょうがなかったのよ。村が火事でみんなたいへんだったの。」

大人びたリィタ:「だから、だからといって、わたしの4年間の苦しみは、そして死んでしまった私は・・(ぼろぼろと泣く)いいわ。復讐はわたし一人でやるわ。わたしが帰る、帰翠祭の晩までに。それで最後には、あなたも・・・」

リィタ:「まって、わたしは・・・」

マスター:・・大人びた姿のリィタは消え、そこには一人、いつも見慣れたリィタだけが残りました。

キサナ:あと一つ、あと一つ情報があれば推測が・・・つくよな。でも、そんなにPC頭よくないか。

オルビス:いや、愛という力があれば大丈夫だ。

マスター:そこでリィタは泣き崩れてしまう。

キサナ:でもおぼろげには推測がつくんだよなぁ。確証がないだけで。

セレーグ:今の話を聞けばあらかたつくと思うんだが。

キサナ:口調の違いも分かるし。どうしよう、考えさせて。

セレーグ:キサナは、自分から積極的行動をするにはものをしらなすぎるのかな。だれかが話を持ちかけてくれない限りは、ゆきずまるかも。

エリュオン:わあ、私も全然知らないぞ。昔の出来事しか知らないので、なにが起こっているのか分からない・・・。

キサナ:セレーグとオルビスにコミュニケーションがないのがやばいと思うプレイヤーであった。それはなんとかなりそうだが、それはともかく、今わたしがなにをするかが問題だ。

エリュオン:大変、大変だあ。(笑)

セレーグ:一人にしてやるより、わたしがついていった方が話としては楽だったかも知れない。

キサナ:今、声をかけるべきかかけざるべきか。心情的にはかけたくないし、確証がない。

オルビス:少年には確証はいらない。大人だったらいるけどな。

キサナ:“がしゃっ”といって現れよう。

マスター:そうすると泣いていた彼女は振り返ります。

リィタ:「キサナ!あなた、いつから!?」

キサナ:「君が庭からこっちの社に来る時からずっと。」

リィタ:「じゃあ、もしかして。みたの・・・。」

キサナ:「たぶん、分かってると思う。君はどうするつもりなの?」

リィタ:「・・・(何か決意したように)夜にもういちどあえないかしら。・・・そこですべてを話すわ。」

キサナ:「今じゃ駄目なの?」

リィタ:「ええ、いまじゃ信じてくれないかもしれない・・・。」

キサナ:「分かったよ。・・・夜に会うのは僕だけでいいの?」

リィタ:「そうね・・・エリュオンとセレーグさんもよんでくれないかしら・・。」

キサナ:「分かったよ・・・じゃあ。」 と言って立ち去ろうとしばらく歩く。それからふと立ち止まって、「僕は二人とも守りたいからね。」 といって帰ろう。

マスター:去ってゆくキサナの後ろの方で「・・ごめんなさい。」と言う声が小さく聞こえた。

キサナ:屋敷に戻って「(思い詰めた表情で)エリュオン、オルビスさんを呼んできてくれないか。たぶんどこそこにいると思うよ。」

エリュオン:「うん。」

キサナ:それから「・・剣士さま、お話があります。」オルビスさんがやってきたら、その時話を始める。

セレーグ:その時わたしは何かすごく鬱になっています。「どうしてだろう。この村はこんなにのどかなのに、なぜ人をやるせなくさせるのだろう。」

 

《エリュオンがオルビスの所へつく。》

オルビス:「おやおや、こんな所まで何だい。」

エリュオン:「キサナが何か思い詰めた表情で、『話がある』って。」

マスター:草履はどうします?

オルビス:事態の展開があまりにはやくて渡す機会を逸してしまった。もはや「川原でこんなものが・・・」としかいいようが。「散歩をしていたら何か光るものが・・。」とか。(笑)

《一行は屋敷に集まって、一緒に川原へ歩いてゆく。キサナはその道々、いっさいの感情を交えず、最近あったことから昔のことまでつらつらと話す。》

キサナ:「そして今日、僕は見たんです。社に二人のリィタが、話し合っているのを・・・。」いっさい自分の推測を交えず。

エリュオン:結構冷静ですね。

キサナ:そんなもん自己防衛じゃ。やってられるかい。(「無名の感情」5上昇。)

セレーグ:「・・そんなことがあったんですか。それでわたしは昨日あんな夢を。」

エリュオン:「夢?夢って何ですか?」

セレーグ:「キサナ君の見た夢に似てるんですけどね。」と言って、夢の内容を話す。

オルビス:「なるほど。」とうなずいている。草履を返すタイミングは逸してしまった。また、タイミングが戻ったら返そう。

セレーグ:わたしは、ぼんやりと訪れる哀しみの予感を感じながら少年がそれを乗り越えてくれたらいいな、と思っておきましょう。

オルビス:あ、これつかっていいかな。キサナをさりげなくフォロー。(“愛慕の声”:次ページの魔法カード参照)

マスター:その魔法がでるとは限りませんよ。ここは河原だから、海のカード。(ぱらり、とカードを表むけて)パワーソースは白。“イーヴォの祝福”が出ますよ。

オルビス:感情を下げるのはなぁ・・・。いや、「恐れ」を下げれば。キサナくん、恐れを下げてあげましょう。「愛しさ」を5消費した。

キサナ:・・「恐れ」が6下がった。ぜんぜん恐くねぇ!

オルビス:勇気が湧いたんだ。

キサナ:では最後に、「今夜の晩、リィタがあってほしいって。・・・オルビスさんセレーグさん、協力してください。」という。


マスターより:
 やっとPC間の情報交換が終わった。草履の件は保留状態であるが、事件の真相を推量するには十分な条件がそろったといえるだろう。この場面でのキャラクターのコメントは・・・

オルビス:しかし、その復讐という言葉が気になるなあ。なんに対して復讐しようとしているのか・・・。 キサナ:予想はあっても確信がないからなぁ・・・。

・・・だいたいこんなものでしょう。


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